熊澤良尊の将棋駒三昧

只今、生涯2冊目の本「駒と歩む」。只今、配本中。
駒に関心ある方、コメントでどうぞ。

目次

作品 文章 写真 販売品

梅雨明けは近い

2009-07-14 05:55:54 | 文章
7月14日(火)。

只今、日付が変わったところです。

先ほどブログをメンテナンスしていると、「虎斑さん」から、駒文字について、過分なコメントを戴きました。
早速、お礼と言うか、返事のコメントを書きました。
コメントにしては、長々と返事を書いてしまいましたが、ご覧いただければ幸いです。

なお、質問の一部の返事を忘れていたので、以下に続けます。
「巻菱湖書」について、
「巻菱湖」の文字は難しいです。
小生の字母は、昭和52年に自分で作ったものです。
「駒づくりを楽しむ会」を立ち上げて間もなく、会員に頒布する木地に付けたりして皆に開放しました。そのとき以来、今でも多くの方が、その字母紙を使っているケースを見かけます。

ところで、菱湖さんの筆跡は「唐風(からふう=中国風)」で、文字の線がスラーッとして誤魔化しが効きません。
若し、菱湖さんが文字を書いているところを見れたとすれば、筆は、かなりのスピードだろうと思うんです。
筆は「長峰」。穂先が長い筆です。
ですから、筆は流れるように微妙に変化しています。

小生のような筆使いが下手な者がなまじっか真似をしようとしても、土台無理な話なのです。
それを何とか見れる文字に書く訳ですが、「巻菱湖書」の文字は、どこかその妥協点にたどり着こうとしても、中々難しいです。

[天然木」について、
「天然木」は「自然木」の意味で、自然に生えて育った木のことです。
それに対して、人間が植えて育てた「植林木」があります。
「天然木」と「植林木」は、それぞれに微妙な特徴があるわけですが、見る人が見れば大体分ります。
普通は、わざわざこれを箱に書くことはしませんが、注文主のご用命で書く場合もあります。

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朝の空は曇。梅雨明けは、未だ少し先のようです。
今日は仕事のほか、19日に皆さんに配る「将棋馬日記」の簡単な説明書の原稿を作るつもりです。

コメント
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