2016-0305-man2032
万葉短歌2032 一年に1865
一年に 七日の夜のみ 逢ふ人の
恋も過ぎねば 夜は更けゆくも ○
1865 万葉短歌2032 ShuE450 2016-0305-man2032
□ひととせに なぬかのよのみ あふひとの
こひもすぎねば よはふけゆくも
○=柿本人麻呂歌之集出(1996~2033、38首の第37首)。脚注訓に、<一には「尽きねば さ夜ぞ明けにける」といふ>。
【編者注】「七夕」(しちせき、1996~2093、98首)の第37首。秋雑歌(10-1996~2238、二百四十三首)の第37首。
【訓注】一年(ひととせ)。七日の夜(なぬかのよ=七夕)。逢ふ人(あふひと=相人)。夜は更けゆく(よはふけゆく=夜深徃久)。