万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌2679 窓越しに2491

2017年12月11日 | 万葉短歌

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万葉短歌2679 窓越しに2491

窓越しに 月おし照りて あしひきの
あらし吹く夜は 君をしぞ思ふ   

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まどごしに つきおしてりて あしひきの
 あらしふくよは きみをしぞおもふ

=出典未詳。
【編者注】「寄物陳思」(2619~2807、189首)の第61首。女。
【訓注】窓(まど)[<「窓」は「間戸」で明かり取り…、高床式住居の窓は高窓で押戸を設けてあった…。「窓」の「ど」の清濁は不明>]。おし照り(おしてり=臨照)[<「臨」は高い所から見下ろす意。> 07-1074押而照有 此月者(おしててらせる このつきは)、06-0933(長歌)日月之 長我如 臨照(ひつきの ながきがごとく おしてる)、11-2819臨照 難波菅笠(・・・ なにはすがかさ)]。あしひきの(足桧乃)。あらし(下風)[11-2679参照]。君をしぞ思ふ(きみをしぞおもふ=公乎之其念)[下記注]。
【編者注-きみをしぞおもふ】出現か所の原文は、10-2294君乎思曽念、-2301君乎之曽念、11-2454公念、-2679公乎之其念、12-2952君乎母准其念、-3089君乎之曽念、-3209君乎之曽念、20-4500伎美乎之曽於毛布。「きみ(を)しおもほゆ」訓は、ない。



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