万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌3435 伊香保ろの3180

2019年11月30日 | 万葉短歌

2019-1130-man3435
万葉短歌3435 伊香保ろの3180

伊香保ろの 沿ひの榛原 我が衣に
着きよらしもよ ひたへと思へば  〇

3180     万葉短歌3435 ShuG400 2019-1130-man3435

いかほろの そひのはりはら わがきぬに
  つきよらしもよ ひたへとおもへば
〇=出典未詳。
【編者注】譬喩歌(3429-3437、9首)の第7首。男。
【訓注】伊香保(いかほ=伊可保)。榛原(はりはら=波里波良)[01-0057仁保布榛原(にほふはりはら)、03-0280真野乃榛原(まののはりはら)、など]。我が衣(わがきぬ=和我吉奴)。着きよらしもよ(つきよらしもよ=都伎与良之母与)[下記注]。ひたへ(比多敝)[「<一重(ひとへ)>の訛り」。2-0207(長歌)千重乃一隔母(ちへのひとへも)、ほか]。
【依拠本注-着きよらしもよ】「着(つ)きよろし」と同じで、染め上がりの具合がよろしい、の意。相性のよいことの譬え。



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