2011-1126-man0427
万葉短歌0427 百足らず0376
百足らず 八十隈坂に 手向けせば
過ぎにし人に けだし逢はむかも 刑部垂麻呂
0376 万葉短歌0427 ShuB292 2011-1126-man0427
□ももたらず やそくまさかに たむけせば
すぎにしひとに けだしあはむかも
○刑部垂麻呂(おさかべの たりまろ)=未詳。第263歌参照。
【編者注】題詞原文に、「田口広麻呂死之時」とある。
【編者注-田口広麻呂(たぐちの ひろまろ)】依拠本注は、「慶雲二年(705)、従従五位下になっ田口朝臣広麻呂か。作者ともども姓(かばね)を記さない。」講談社版『事典』では同定。