万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌3948 天離る3672

2021年05月02日 | 万葉短歌

2021-0502-man3948
万葉短歌3948 天離る3672

天離る 鄙に月経ぬ しかれども
結ひてし紐を 解きも開けなくに  大伴家持

3672     万葉短歌3948 ShuI144 2021-0502-man3948

□あまざかる ひなにつきへぬ しかれども
  ゆひてしひもを ときもあけなくに
○大伴家持(おほともの やかもち)=03-0403歌参照。
【編者注】巻17(3890~4031、百四十二首)の第59首。家持越中守着任祝宴歌十三首の第6首。左注に、「右二首守大伴宿祢家持作」。
【訓注】天離る(あまざかる=安麻射加流)。鄙に月経ぬ(ひなにつきへぬ=比奈尓月歴奴)[「男女(夫婦)が離れ離れになる時、互いに紐を結び合い、そこに魂をこめて再会を祈る習慣があった」。解除の接続動詞は、ここでは<解(と)きあ(開)く>、次二歌では<解きさ(放)く>]。



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