万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌0791 奥山の0725

2012年11月25日 | 万葉短歌

2012-1125-man0791
万葉短歌0791 奥山の0725

奥山の 岩陰に生ふる 菅の根の
ねもころ我れも 相思はずあれや  藤原久須麻呂

0725     万葉短歌0791 ShuB697 2012-1125-man0791

おくやまの いはかげにおふる すがのねの
  ねもころわれも あいおもはずあれや
藤原久須麻呂(ふぢはらの くすまろ)=原文では「藤原朝臣久須麻呂」。「奈良朝中期に権勢を揮(ふる)った藤原仲麻呂(恵美押勝)の子。天平宝字二年(758)従五位下。美濃、大和などの国守を歴任し、天平宝字六年十二月参議にまで上った。しかし、同八年九月、父の謀反に連座して殺された。」作品は、これと次の全二首。
【編者注】題詞は、藤原朝臣久須麻呂が来報(こたふ)る歌二首。その第一首。
【訓注】ねもころ(懃)。我れ(われ=吾)。相思はず(あひおもはず=不相念)。



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