万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌3600 離れ磯に3345

2020年05月25日 | 万葉短歌

2020-0525-man3600
万葉短歌3600 離れ磯に3345

離れ磯に 立てるむろの木 うたがたも
久しき時を 過ぎにけるかも  ○

3345     万葉短歌3600 ShuH047 2020-0525-man3600

□はなれそに たてるむろのき うたがたも
  ひさしきときを すぎにけるかも
〇=出典未詳。
【編者注】遣新羅使人等の歌(3578~3722、一四五首)の第23首。男。
【訓注】離れ磯(はなれそ=波奈礼蘇)[「広島県福山市鞆町(ともちょう)の海岸〈鞆の浦〉」]。むろの木(むろのき=牟漏能木)[「ヒノキ科の常緑樹、杜松(ねず)」]。うたがたも(宇多我多毛)[「むやみやたらに、いちずに、ひとえに」。12-2896歌方毛、など4か所]。



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