2015-0327-man1678
万葉短歌1678 紀伊の国の1537
紀伊の国の 昔弓雄の 鳴り矢持ち
鹿猪取り靡べし 坂の上にぞある ○
1537 万葉短歌1678 ShuE050 2015-0327-man1678
□きのくにの むかしゆみをの なりやもち
ししとりなべし さかのうへにぞある
○=未詳。
【編者注】「大宝元年辛丑冬十月太上天皇大行天皇幸紀伊国時歌十三首」(1667~1679)の第12首。「雑歌(09-1664~1765 一〇二首)」の第15首。
【訓注】紀伊の国(きのくに=木国)[和歌山県]。弓雄(ゆみを)。鳴り矢(なりや=響矢)。鹿猪(しし=鹿)。取り靡べし(とりなべし=取靡)。