万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌4421 我が行きの4093

2022年07月13日 | 万葉短歌

2022-0713-man4421
万葉短歌4421 我が行きの4093

我が行きの 息づくしかば 足柄の
峰延ほ雲を 見とと偲はね  服部於由

4093     万葉短歌4421 ShuJ586 2022-0713-man4421

□わがゆきの いきづくしかば あしがらの
  みねはほくもを みととしのはね
○服部於由(はとりべの おゆ)=左注参照。
【編者注】巻20(4293~4516、二百二十四首)の第129首。左注に、「右一首都筑郡(つつくのこほりの〔(横浜市の北部。保土ヶ谷区・旭・緑区のあたり。1994年以後の都筑(つづき)区も)〕)上丁服部於由」。
【訓注】行き(ゆき=由伎)[「名詞形。旅」。01-0020武良前野逝 標野行(むらさきのゆき しめのゆき)、以下、多数]。息づくしかば(いきづくしかば=伊伎都久之可婆)[「<息(いき)づかしけば>の東国形。…溜息が出るほど苦しい…」]。足柄(あしがら=安之我良)。延ほ(はほ=波保)、見とと(みとと=美等登)[それぞれ、延ふ(はふ)、見つつ(みつつ)、の東国形]。



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