万葉短歌-悠山人編

万葉短歌…万葉集全4516歌(長短)のうち、短歌をすべてJPG&TXTで紹介する。→日本初!

万葉短歌4269 よそのみに3946

2022年02月06日 | 万葉短歌

2022-0206-man4269
万葉短歌4269 よそのみに3946

よそのみに 見ればありしを 今日見ては
年に忘れず 思ほえむかも  聖武太上天皇

3946     万葉短歌4269 ShuJ305 2022-0206-man4269

□よそのみに みればありしを けふみては
  としにわすれず おもほえむかも
○聖武太上天皇(しゃうむ だいじゃうてんわう)=原文では、〔天平勝宝元年(749)に孝謙女帝に譲位しているから〕「太上天皇」、04-0530歌注参照。
【編者注】巻19(4139~4292、百五十四首)の第131首。題詞に、「〔天平勝宝四年(752)〕十一月八日在於左大臣橘朝臣宅(いへにいまして)肆宴(とよのあかり したまふ)歌四首」、その第1首。左注に、「右一首 太上天皇(おほき すめらみことの)御歌」。
【訓注】よそのみに 見ればありしを(余曽能未尓 見者有之乎)[「外ながら見ていた時は何とも思わずにいたが」]。年に忘れず(としにわすれず=年尓不忘)[「毎年忘れずに」]。



最新の画像もっと見る