万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌3537 くへ越しに3282

2020年03月22日 | 万葉短歌

2020-0322-man3537
万葉短歌3537 くへ越しに3282

くへ越しに 麦食む小馬の はつはつに
相見し子らし あやに愛しも  ○

3282     万葉短歌3537 ShuG541 2020-0322-man3537

□くへごしに むぎはむこうまの はつはつに
  あひみしこらし あやにかなしも  
〇=出典未詳。
【編者注】相聞(3455-3566、112首)の第83首。男。左注(読下し)に、「或本の歌に曰はく 馬柵(うませ)越し 麦食(は)む駒の はつはつに 新肌(にひはだ)触れし 子ろし愛(かな)しも」。
【訓注】くへ(久敝)[「本柵。野良先の馬の柵。<木隔>の義か・・・東国語」]。麦食む小馬(むぎはむこうま=武芸波武古宇馬)[「馬は穂の出る前の青麦を好む。<小馬>は・・・<駒>・・・」]。はつはつに(波都々々尓)[「やっと、わずかに、・・・」。04-0701波都波都尓、07-1306小端見(はつはつにみて)、など]。あやに愛しも(あやにかなしも=安夜尓可奈思母)[3408安夜尓可奈思母、3479安夜尓可奈之毛、ほか]。



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