2016-0620-man2139
万葉短歌2139 ぬばたまの1970
ぬばたまの 夜渡る雁は おほほしく
幾夜を経てか おのが名を告る ○
1970 万葉短歌2139 ShuE551 2016-0620-man2139
□ぬばたまの よわたるかりは おほほしく
いくよをへてか おのがなをのる
○=未詳。
【編者注】「詠鴈」(2128~2140、13首)の第12首。秋雑歌(10-1996~2238、二百四十三首)の第144首。
【訓注】ぬばたまの(野干玉之)。雁(かり=鴈)。おほほしく(欝)[下記注]。
【編者注-おほほしく】ぼんやり、かすか。対応原文の出現は、02-0175欝悒、-0189欝悒、-0220(長歌)欝悒久、04-0677欝、05-0884意保々斯久、-0887意保々斯久、06-0982不清、07-1225欝之苦、10-1909欝、-1921不明、-2139欝、-2241凡々、11-2449於保々思久、-2450於保々思久、12-3003不明、14-3571於保々思久。