万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌2623 紅の2435

2017年10月15日 | 万葉短歌

2017-1015-man2623
万葉短歌2623 紅の2435

紅の 八しほの衣 朝な朝な
なれはすれども いやめづらしも   

2435     万葉短歌2623 ShuF267 2017-1015-man2623

くれなゐの やしほのころも あさなさな
 なれはすれども いやめづらしも

=出典未詳。
【編者注】「寄物陳思」(2619~2807、189首)の第5首。女。
【訓注】紅(くれなゐ=呉藍)[下記注]。八しほ(やしほ=八塩)[何回も衣を染料に浸すこと]。朝な朝な(あさなさな=朝旦)。いやめづらしも(益希将見裳)[08-1582希将見 人尓令見跡(めづらしき ひとにみせむと)、10-1886春花乃 益希見(はるのはなの いやめづらしき)]。
【編者注-呉藍】依拠本注は、<「呉藍」は呉産出の藍の意>とする。広島県呉市の「呉藍(紅花)祭り」に関連して、同市広島国際大学HPは次のように記述する。<ベニバナについて…藍に次いで中国三国時代の「呉(ご)」から日本に渡来した経緯から「呉藍(くれのあい)」とも呼ばれる。>



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