2011-1228-man0462
万葉短歌0462 今よりは0408
今よりは 秋風寒く 吹きなむを
いかにかひとり 長き夜を寝む 大伴家持
0408 万葉短歌0462 ShuB339 2011-1228-man0462
□いまよりは あきかぜさむく ふきなむを
いかにかひとり ながきよをねむ
○大伴家持(おほともの やかもち)=第403歌参照。原文題詞には、「大伴宿祢家持」。
【編者注】原文題詞に、「大伴宿祢家持悲傷亡妾作歌一首」。
【編者注-亡妾】依拠本訓は「ばうせふ」だが、「なきつま」とも。戸令(こりゃう)などによって、妻(さい)に次ぐ妾(せふ)が認められている。
【訓注】寝む(ねむ=将宿)。