2018-0512-man2820
万葉短歌2820 かくだにも2632
かくだにも 妹を待ちなむ さ夜更けて
出で来し月の かたぶくまでに ○
2632 万葉短歌2820 ShuF434 2018-0512-man2820
□かくだにも いもをまちなむ さよふけて
いでこしつきの かたぶくまでに
○=出典未詳。
【編者注】「問答」(2808~2827、20首)の第13首。男。
【訓注】かくだにも(如是谷裳)。さ夜更けて(さよふけて=左夜深而)。かたぶくまでに(傾二手荷)[下記注]。
【編者注-まで】用字「二手」の出現は、「まで」訓としては、01-0079(長歌)千代二手尓 座多公与(ちよまでに いませおほきみよ)、03-0238大宮之 内二手所聞(おほみやの うちまできこゆ)、10-1902咲花乃 如是成二手尓(さくはなの かくなるまでに)、11-2820出来月之 傾二手荷(いでこしつきの かたぶくまでに)]。