キャンプ屋さんで里山暮らし 20年

茨城県北部の小さなファミリーキャンプ場からの便りです。自然豊かな里山暮らしの日々の気づきを綴ります。

ベランダに来る生き物たち

2023-09-26 16:59:09 | キャンプ場だより

次々、いろんな生き物がやって来ます。
24日の午後,もう日よけを上げようと思ってベランダに出ると、
日よけの内側になんだかついていました。

これ、知ってる!
歓迎したくないお客様です。
「日よけをたたむのだから、どっかに行って。」と
箒で払い落としました。
人工芝の上に落ちたところをスマホに収め、トリミングしました。
マントをまとったオドロオドロしい顔のこれは
クロメンガタスズメです。
雀とは関係なく、スズメガの一種です。

この間来たモンキアゲハの幼虫は今まだサナギのまま
ベランダの柱にくっついています。
毎日、羽化の瞬間が見られるといいなと思って見ています。

蝶と蛾。同じ仲間なのに、後者は特に嫌われるのですよね。
ヤママユガのような大型の蛾でも、私は嫌だと思いませんが、
メンガタスズメはねえ~。

スリラーと言うかホラーと言うか「羊たちの沈黙」という映画に
この蛾が出て来るのですって。
どんなふうに出て来るのか、知りたいような知りたくないようなです。

 

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お蕎麦の茎 お蕎麦の花

2023-09-22 21:12:41 | キャンプ場だより

「おそばのくきはなぜあかいにほんむかしばなし」(岩波・石井桃子著)

ソバとムギが荒れた川のそばにいると、お爺さんが来て、
向こうに岸に渡して欲しいといいました。
ムギは断りました。
ソバは引き受け、無事にお爺さんを向こう岸に送りました。
実は、お爺さんは穀物の神様でした。
ソバの足は冷たい水で真っ赤になっていました。


ソバは暖かい時期に花を咲かせて実をつけます。
ムギは寒い冬を越さないといけません。
穀物の神様がそうしたのです。 
ソバの赤い茎は冷たい水で赤くなった足を表しているのです。

私はこの地に来て、お蕎麦の茎が本当に赤いのを知りました。

21日、涼しかったので、家和楽を散歩しました。
ほんとに暑さ寒さも彼岸までです。
彼岸花もあちこちで咲き始めています。
真っ白のお蕎麦の花が咲き、その周囲を赤い彼岸花が咲いている風景を
イメージし歩いていると、蕎麦の花はまだ蕾がようやく開いたところで
真っ白ではありませんでした。
すると、変な臭いが漂って来ました。 今どき、田舎の香水?



たまりかねて、途中から国道に出て深呼吸して、帰ってきました。

帰ってから、ググってみると、蕎麦は自家受粉できないから、
虫を呼ぶため、あの匂いを出すとのこと。
蝶々やミツバチでなくハエでもアブでもOKなの??

山間の痩せた土地に、牛を飼ってタバコや蕎麦を育てている
農家は昔話の農家。
高齢者が耕作できなくなった畑を、大きな穀物屋さんがまとめて借り、
広い蕎麦畑にしているのが今の限界集落。

痩せた土地のお蕎麦が美味しいと言います。
常陸秋蕎麦は有名だけど、元畑だった肥えた土地で育ったお蕎麦も常陸秋蕎麦?
私は蕎麦通でないので、よくわからないけど。

 

 

 

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モンキアゲハの幼虫

2023-09-19 11:51:12 | キャンプ場だより

またまた、不思議発見。
スッポンの赤ちゃんの出現にも???でしたが、
又、”何でこんなところに?突然?”が起こりました。

17日夕方、鉢物に水をやりにベランダに出ますと、
柱についた鮮やかな緑のものに眼が行きました。
何と、アゲハチョウの幼虫です。
本来なら6,7cmはあるはずですが、もうその場で蛹になろうとしているらしく、
半分ぐらいの長さになってお尻を柱に固定して身体をそらしていました。
こんな大きな幼虫がベランダの植物にいたら、葉っぱは丸坊主で
大きな糞が落ちているものですが、そんな様子はまったくありませんでした。

 

いつ? どこから? 

13日から工事の下準備で草刈りが行われていました。
ベランダの下の草も刈ってくださいました。
もしかしたら、そこにいたこの幼虫が夜中ベランダの手すりを這い上って
この柱の裏側に潜んでいたのかしら?

次の朝、見るとなんと!しっかり蛹になっていました。

 

これは、モンキアゲハだと思います。
黒い大きな蝶で、羽の下の方に薄黄色の丸い紋がある蝶。
よく彼岸花の周りを舞っています。
赤と黒のコントラストが素敵でいつも見とれていました。

うちにもクルミの木のサイトに彼岸花が沢山咲いていました。
今年も草の中に花の茎をのばしていたでしょうに。
すっかりきれいに草刈りが済んで、広々したキャンプ場(元)は
刈り草の下にコオロギが鳴いているばかりです。

 

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工事が始まります。

2023-09-18 21:30:46 | キャンプ場だより

9月に入ってもう半月以上になりますが、相変わらず、常陸大宮市には熱中症警戒アラートが出ます。 それでも朝晩は秋の気配が感じられるようになりました。 稲刈りが済んだ田んぼのそばに彼岸花が咲いて、秋の虫が鳴いているのですもの、秋はすぐそこまで来ているはず。

8月21日から堤防工事のため、キャンプ場を休業にしていましたが、何も始まらなくて草ボーボーになるのを恐れていましたら、やっと工事業者が入り、隣の空き地にコンテナの事務所が出来ました。 キャンプ場内の草刈りも行われました。
どのように進むのかまだわかりませんが、とにかく工事が始まります。







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真夏の夜の怪?

2023-08-22 17:25:01 | キャンプ場だより

16、17日 2泊で、近くの子供会がキャンプに来てくださいました。
帰る日の朝、足洗い場に小さなスッポン3兄弟がいたとのこと!!

川から離れたそんなところに、一体全体どうして? 
この猛暑じゃ河原に産卵すれば、即、ゆで卵になると親スッポンは思った?! 
お隣の木の下の陰に産卵したのか?! 
カメは20~40個は産卵するはずと辺りをキョロキョロ探してみましたが、
卵の殻らしいものは見あたりませんでした。

翌日、私が設備を掃除をしていたら、何と!
又、前の3兄弟より小さい赤ちゃんスッポンが1匹同じところにいました!! 



夜中に孵化したスッポンの子供たちがキャンプ場の草むらを走っていた?! 

更に、翌日、20日、休業前最後のお客様を迎えた日。 
親子が川で釣りを楽しんでいる様子を見に行って、大発見!!  
現在の堤防の上の草の生えたところに何かが掘ったような跡がありました。
その下に、沢山の卵の殻がありました!! スッポンの卵 ?!




ここで孵化して、何で川から遠い方にある足洗い場にあの子たちはいたのでしょう!? 
他の子は川の方に降りて行って、無事水にたどり着いていますように。 
生き物は生まれるとひたすら生きる方に全力をかけて進むのだと、
このスッポンの出現でつくづく思いました。
 

スッポンの赤ちゃんはとりあえず、うちで飼うことにしました。
工事も終わって河原が落ち着くまでの間。

とりあえず、プラスチック容器に入れました。

透明容器はイマイチなので、陶器の鉢に移し、餌も買って来ました。



お隣のご主人が川から砂を取って来て下さいましたので、
大きな飼育ケース(30㎝幅)に移しました。石庭付き大邸宅です。
住民は甲羅2㎝の赤ちゃんスッポン一人。
彼は喜んで、砂の上を走り回った挙句、
砂の中に潜り込んで出て来なくなりました。
朝、見るとちゃんと出ていましたので、トントンとケースをたたき、
粒餌を撒いてやりました。 
飼い始めてから5日目の今日、トントンと餌を落とすと
即、首を伸ばしパクっと食べました! 慣れるのはや過ぎない?
愛犬紋太が亡くなって6年のこの夏、新しい同居人が出来ました。
名前をポンタとつけました。

 

コメント (4)
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