クヌギ は2年がかりでドングリを実らせます。
クヌギのドングリ は大きくて真ん丸。
殻斗(ドングリが収まっている部分)はカシやナラのドングリのものとは全然違います。
カシのドングリは実を下にすると、丸で縞々の帽子をかぶっているみたいです。
ナラのドングリも同じような帽子ですが、縞模様ではなく、ぶつぶつ模様です。
クヌギは帽子と言うよりは、天パーのモジャモジャ頭? カツラ? です。
まだ実が小さいときは殻斗にすっぽり包まれているので、緑のウニのようにも見えます。
そろそろ殻斗からドングリが出始めてきました。
実の付いた小枝が落ちてくるようになりました。 日に日にその小枝の数が多くなってきました。
チョッキリ が樹上でまだ柔らかいドングリの中に卵を産み付け、実の付いた小枝をちょきっと切り落としているのです。
卵はドングリの中で孵って、幼虫は実を食べながら成長します。
時が来ると出て来て、土に潜って蛹となり、やがて成虫になると木に登るそうです。
チョッキリはゾウムシ科かオトシブミ科に属する小さな甲虫です。
チョッキリもオトシブミも卵の産み方からその子育て方から、なんともユニークです。
一寸の虫にも五分の魂っていうけど、全く彼らには感服です。