キャンプ屋さんで里山暮らし 20年

茨城県北部の小さなファミリーキャンプ場からの便りです。自然豊かな里山暮らしの日々の気づきを綴ります。

ツバメ その4 

2023-07-22 21:24:21 | キャンプ場だより

ツバメのその後のことを気にしている人がいるだろうなあと
思いつつ、今日まで書けないでいました。
今日こそ書こうと思ったものの、タイトルに何と書けばいいか
悩みました。

”慘絶な最期” とは、どうしても書けません。

7月9日に雛が孵ったと載せました。
10,11日は猛暑で午後からは激しい雷雨。
12日も
朝方まで大嵐でしたが、7時ごろ雨は止みました。
あんな雨じゃ蛇も来られないからよかったと思い、2階のベランダを見ると
このところ、めったにロープの上にツバメを見ることがなかったのに、
細い方のツバメ(多分オス)がとまっていました。
何だか、ボンヤリとしているように思えましたので、床下の巣を見に行って見ると!!



母親ツバメ(多分)の羽が巣の下に散らばっていました。
羽ばかりか、なんと!頭が落ちていました!(下の真ん中にあります)
巣は全く無傷です。縁の泥のどこも壊れていません。
巣の中は、ただ空っぽ。何かに襲われた様子も全くなし。

床下をよく見ると、鮮血と言える血が2,3滴ありました。
何があったの? 何がこんな無残なことを!?
ヘビでも、ハクビシンでも、猫でも、テンでも、カラスでもないはず。

うちではバードカービング教室をしているので、鳥に詳しいバーダーでもある先生に電話してみました。

首を切り落としているところから、殺害者はモズだろうとのこと。



モズは鋭い猛禽類とも言える嘴をもっていますが、爪は小鳥の足の爪です。
肉食で、昆虫、カエル、小鳥、ネズミ、等を捕るとのこと。
英語では Shrike, 別名,ブッチャーバード(butcher bird) 屠殺人と呼ばれるとか。
嘴で大きな獲物を捕まえると、猛烈な勢いで振り回し、まず首を折ってしまうそうです。 秋によく、縄張り宣言をして鳴いているモズが電線にとまって、尾をグルグル回しているのを見ますが、頭もあのように回すのでしょう。

母親ツバメが羽を広げて雛の上に覆いかぶさって子どもたちを守っていたところを、あの鋭い猛禽のような嘴で脳天を掴まれ振り回されたのを想像すると身震いが起きます。 でも、モズが悪いわけではなく、これが生き物の宿命。

今日,体長2cm位のジガバチが同じぐらいの長さの青虫を運んで地面をうろうろしていました。 穴がありました。 後で、見に行ってみると蜂も青虫も見えなくて、穴も土で覆ったらしく見当たりませんでした。 この蜂は青虫に卵を産んで、土の中に埋め、子どもがその肉を食べ、成虫になって飛び立つのです。
子孫を絶やさないようにする営みは蜂でも鳥でも動物でもみな同じ。

ツバメの頭は今盛んに咲いている桔梗のそばに埋めてやりました。
巣はそのままにしています。 来年、この巣には誰も帰って来ないと思いますが。 

 

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ツバメ 孵る

2023-07-09 19:10:38 | キャンプ場だより

7月1日に巣の中をのぞいたら、卵が5つありました。
その後、親ツバメは巣にしげく出入りし、交代で卵を抱いていました。
今日お昼ごろ、何気に床下に目をやったら、なんだか白いものが巣の下にあるのに
気づきました。

小さな卵の殻でした。

 

 もしかして 雛が孵ったの!!

 

 コンクリートの高基礎柱の上に作られた巣と床の裏との間が
 狭く、スマホのカメラをかざしても近すぎてピントが中々合いません。
 でも、もう卵でなく、孵りたての雛が数羽見られます。
 まだ、ピーとも鳴きません。丸裸の赤ちゃんです。
 
 早起きして、ベランダを出たり入ったりして、ガードマンよろしく
 一家を守ってやらなくてはならなくなりました。
 蛇が来たら、きっと親ツバメは騒ぐに違いありませんから、
 いつも聞き耳を立てて、棒を手じかに用意して、やっつける!
 なんて出来るかしら!? 
 二階のベランダに巣を作ることをゆるしておけばよかった。

 神様、どうかこのツバメの一家をお守りください。

 

  

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7月7日 猛暑

2023-07-07 18:52:03 | キャンプ場だより

今日はもう七夕、7月も1週間過ぎました。
6月21日が夏至。 最も昼の時間が長い日。
その後だんだん昼時間が短くなっていたのですが、あまり気になっていませんでした。
でも、今日あたりになると、日が暮れるのがちょっと早くなっていると思います。

それにしても、今日は暑かった!! 午前中はエアコンなしでOKでしたが、
午後からはもうそうも行きませんでした。
山にお日様が沈んだころ、外の植物に水をやり、買い物に行きました。
駐車場で見た雲です。

  

7月3日に同じ駐車場で見た雲は、真夏の入道雲のようでした。

  

  梅雨明けもまだで、稲も穂が出ていないけど、キリギリスの鳴き声が
  草むらから聞こえます。 地面にはアブラ蝉の穴があちこちに見られます。
  すっかり暗くなった今、アオバズクのホッホ、ホッホ、ホッホと言う鳴き声が
  聞こえ始めました。 今年の夏はどんな夏になるのでしょう。
  穏やかな夏が楽しめますように、祈っています。

  

  
  
  
  

 

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ツバメ その後

2023-07-01 18:09:17 | キャンプ場だより

床下(高さ1.5m)に泥で作ったツバメの巣を見つけたのは6月9日。
その後、床下にスイスイ出入りしているツバメを見るものの。
相変わらず、2階のベランダのロープの上にツバメは休んでいます。
1羽の時もあれば、2羽の時もあります。
下の巣に私がケチをつけたので、放棄したのかと思っていたら、
何と6月23日に卵が4つ入っていました!! 
その後、卵を抱いて巣の中にいるツバメをみました。
四六時中だいているのじゃないようです。
今日、7月1日、お留守の間にそっと写真を撮ってもらいました。

 
卵が5つになっていました!!
ツバメの卵は何日ぐらいかかって孵るのでしょう。
家主として、雛たちが無事巣立つまで見守る仕事が出来ました。
ヘビや猫が来ませんように祈ります。

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