今年は猛暑のせいか、虫たちも、鳥たちも、蛙も、蛇も、
例年になく少ないです。
私たちにとっては、蚊、蜂、虻、蛇は少なくて幸いですが、
種々の生き物がたくさん見られないのはさみしいです。
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川辺のキャンプ場はさぞや涼しいだろうと思われますが、
風のないときは暑く、夜になっても気温が下がる日ばかりではありません。
それでも、緑豊かな大きな木の下は気持ちいいものです。
そばを流れる川は見ているだけで涼を得られるものです。
川原の石は焼け、水際まで歩くのはアッチッチですが、
川辺は風があり、水遊びや稚魚すくいをしていると暑さを忘れます。
先日、魚すくいに興じていたお子さんが、なんと スッポンの赤ちゃん を見つけました。
お父さんはスッポンモドキがいたとおっしゃいました。
スッポンモドキ!? それって何!? と思いましたが、
ちょこっと 調べてみると、スッポンモドキは外来種でした。
スッポンは陸上を歩くことも出来、水かきの付いた足には爪が3本あるとのこと。
モドキはほとんど水中で暮らし、ウミガメのように四肢はヒレのようで、前足に
2本の爪があるとか。
お子さんが見つけたのは、在来種のニホンスッポンだと判明。
彼は飼育したいといい、お母さんは絶滅危惧種になっていないかと心配されていました。
どうやらニホンスッポンは養殖が多く、データ不足のため絶滅危惧種になっていないようです。
スッポンモドキはオーストラリア北端とニューギニア南部に生息しているのを
ペット用に捕獲、輸入されていたものの、捕り過ぎで今は絶滅危惧種となっているとのこと。
スッポンもスッポンモドキもカメ目。
カメさんは陸上に産卵。しかもかなりの数の卵を産むはず。
こんなに小さなスッポンが家和楽の水際で見つかったのだから、
きっとまだ何匹もいるに違いありません!
昨日のお客さんにスッポンの赤ちゃんがいた話をしたら、
「捕まえられなかったけど、見ました!こんな小さなの。」
やっぱり! たくさん孵ったんだ。 ワクワク。 私も見て来ようっと。