9日に大雪の記事を更新して以来2週間が経ちました。
お腹まで埋まる積雪の中、♪♪ 犬は喜び庭駆け回る ♪♪ とせっせと雪見散歩を楽しんだ愛犬紋太は「年寄りの冷や水」だったのでしょうか。
13日の朝、紋太に突然異変が起こりました。
彼がベッドにしているリクライニングチェアーからゴロンと落ちた紋太の足がもつれているではありませんか!
首も傾けています。
骨折やねん挫のようではありません。脳神経に異常をきたした風です。
私はてっきり脳梗塞だと思いました。
午後、掛かりつけの獣医さんに連れて行きましたら、大きな動物病院でCTやMRIを撮らないとはっきりしたことは言えなけれど、神経だろうとおっしゃって、神経の薬、ビタミンB12と血流れをよくする薬、バファリンをもらって家で様子を見ることにしました。 血液検査も念のためにしてもらいました。
丁度、その折、獣医さんでは飼い主の入院のために預かっていると言う元気な大型犬が吠えたりないたり大騒ぎしていました。 もう1週間もいるとの事でしたので、可哀想にさぞこの子もストレスいっぱいなのでしょう。
気の小さな紋太を入院させるつもりは元々なかったものの、とても、入院加療を受けられる環境ではありませんでした。
その日はまだ食欲もあり、ふらつきながらも屋外でトイレを済ませることも出来ました。
ところが、夜になっていつまでも家中を歩き回っているので、リードをつけて動きをセーブさせようとしたら、大興奮になって、それからクルクル同じ方向に回るようになりました。 脳のどこかが切れたのかも。
その後、2,3日容態は落ち着いていましたが、17日にまたまた夜じゅうクルクル歩き回り、転んだり、吐いたり、オシッコをしたり、てんやわんやになりました。 ドッグフードは受け付けず、スープや水を飲んでも吐くばかりで、しまいに全く食欲をなくしてしまいました。 それでも、夜は凄い勢いで歩く続けるのです。 その分、昼間は寝てしまっていることが多いのですが、目を覚ますとまたテーブルの周りを同じ方向に歩き続けます。
獣医さん相談しましたら、突発性前庭神経疾患だろうとのことで、バファリンとビタミンB12の服用は続けるものの合わせてステロイド剤、プレドニゾンと吐き気止めの胃薬を飲ませることになりました。
紋太は5年前から心臓肥大の薬を飲んでいましたので、合計5粒の薬を投与しなくてはならなくなりました。
羽交い絞めにして口をこじ開け、やっとの思いで飲ませても中々一度で成功しません。
紋太も私もへとへとになります。この次は別の飲ませ方を変えなくては。
でも、吐き気止めは劇的に効き、もう吐かなくなり、食欲も出てきました!
首は傾げていても、酔っ払いみたいな歩き方でもいいから、何とか昼夜逆転で歩き回るのだけは治まって欲しいものです。紋太もエネルギーを使い果たして、すっかり痩せてしまいました。 私も夜寝られず参っています。
前庭神経疾患は中耳に問題のある場合と脳に問題のある場合があるようですが、原因がはっきりしないことが多いとか。
近年15歳以上の犬に発症するケースが増えているとのこと。 めまいと吐き気は数日から3か月ぐらいで収まるようですが、斜頸が後遺症として残ったり、痴呆になったりすることもあるといわれました。
要するに、犬の高齢化と家族同様の室内暮らしの末、目立ってきた病気なのではないでしょうか。
紋太は来月4日、3月4日に15歳の誕生日を迎えます。 やっぱり寄る年波には勝てないのかも。
命は限りあるもの、無理な延命をさせないで、与えられた命を穏やかに過ごさせてやりたいと思っています。