キャンプ屋さんで里山暮らし 20年

茨城県北部の小さなファミリーキャンプ場からの便りです。自然豊かな里山暮らしの日々の気づきを綴ります。

ホトトギス 初認 5月26日

2021-05-26 21:50:16 | キャンプ場だより

昨日に引き続きスーパー後期高齢者二人組が、今日は草刈りに来てくださいました。
朝8時から正午までの間に、敷地中と堤防の階段下までと、
ドッグランの中と周囲の草をきれいさっぱり刈り取ってくださいました。
草はすぐ伸びるので、地面すれすれに刈り取ってくださいました。
ほんとにタフなお二人です。仕事が早く、丁寧で、徹底的なんです。
こういう方々との出会いにひたすら感謝しています。
お疲れが出ませんように、祈っています。

私も元気をもらって、昨日今日は外で長い時間過ごしました。
昨日は午後3時ごろから激しい夕立のような雨になりましたが、
今日は丸一日五月晴れ。すがすがしい一日でした。

午前中、 ホトトギス が藪の方に飛んで行くのを見ました。
そして、午後には、キョキョキョキョキョ♪と鳴き声が聞こえ始めました。
ウグイスのケキョケキョケキョ♪も聞えます。
ホトトギスはウグイスの巣にちゃっかり卵を産み(托卵)、
ウグイスに育ててもらうのですが、
なんだか鳴き声もウグイスに似させているように思えます。
どういう事情でそんなことをするんでしょうね?

卯の花も咲き始めたし、ホトトギスも来たし、全く初夏です。
目には青葉、山ホトトギス、初ガツオ。
明日はカツオのお刺身を食べようかな。
本当は、お刺身より生節と蕗の炊き合わせの方が好きなんだけど。

今は22時過ぎ。外でアオバヅクが鳴いているのが聞えます。
いい一日でした。


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ケヤキの樹

2021-05-25 10:54:40 | キャンプ場だより

キャンプ場の巨木たち。
手前から、イチョウ、エノキ、ケヤキ、鬼クルミ。


 
ケヤキはいつごろからか、サルノコシカケ(茸)が出るようになりました。
特に2,3年前からあちこちにいくつも出てきます。
同種の茸には薬用になり、癌に効くとも言われますが、
木にとってはまるで癌に取りつかれたようなものなのではないでしょうか?
春になっても芽吹きが見られない大枝が増えてきました。
可哀そうに大分弱ってきているのだと思います。
枯れた枝にはまたキクラゲなど別の茸がつきさらに朽ち、大雨や大風の後落ちてきます。

キャンプのお客さんに危ないので、
これまでも気を付けて度々枝払いをしてもらっていましたが、
梅雨前に大々的に切ってもらうことにしました。

切り落とされた大枝は直径3、40cm の太さです。
命綱を付けて、梯子をかけて、チェンソーだけで何本もの太い枝を切り落とすのは
地元のスーパー後期高齢者2人組。
1人が切り、もう一人がドカンと落とされた枝を速やかにチェーンソーで切り分け
軽トラで引っ張って脇に寄せ、次の枝の場所を確保。チームワーク抜群。
ああ、この方たちが元気いっぱい気力いっぱいの今、作業していただけてありがたい限りです。

 

ここ 2,3日 お天気も良く、今日は大安とか。
来られた時、お塩を木の根元に撒いておられたのを見ました。
八百万の神を信じる日本人の心を見た思いです。

私はお二人の安全を神様にお祈りしていましたが、木の心には思いがゆきませんでした。
サルノコシカケの菌は樹の中に深く忍び込んでいるでしょうけど、
このケヤキの樹には、まだまだ元気に生き続けてほしいです。

10時の休憩の時、お茶を持ってゆきました。
ふと足元を見たら、オオミズアオ(ヤママユ蛾の仲間)が落ちていました。
枝の下敷きになったのか、踏まれたのか、ちょっと哀れな状態になっていましたが、、、。

 
うちの大木にはいろんな生き物が生息しています。
ここの自然の豊かさが損なわれませんように。

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トンボの初認 5月23日

2021-05-23 21:52:46 | キャンプ場だより

5月も後1週間となりました。
関東の梅雨入りはまだなのにここ数日まるで梅雨のような雨の日が続いていましたが、
今日23日は久しぶりに気持ちのいいお天気になりました。

GW前に草刈りをしてもらったのに、もうドッグランの中の草が30㎝程の高さになっています。
今週はまあまあのお天気ですので、明後日、ケヤキの枯れた大枝を切ってもらうことに
なっています。その時、ドッグランの草も刈ってもらいます。
草は刈っても刈っても、益々元気になるばかりです。
でも除草剤は使いたくありません。
子どもたちは、木や草や地面にいる小さな生き物を見つけ、キャンプを楽しんでいます。
ワンちゃんもドッグランを走り回って、地面を掘ってクンクンしています。
ほどほどに整備された自然な状態のキャンプ場でありたく思っています。

 
今日、トンボを見つけました。
小型のヤンマでした。私にとっては今年のトンボの初認です。
用水路にいたヤゴが帰ったのかしら? 水路のそばにいました。

 

水路にかぶさるようになっていた卯の花の枝でも白い花が今にも咲きそうになっていました。
今日は、初夏を思わせる一日でした。

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したたかなコロナ : はかないカゲロウ

2021-05-05 09:00:31 | キャンプ場だより

今日はGW最後の日。
1~4日はこの小さなキャンプ場も連日、
限定来場者5組のお客様をお迎えしておりました。

長引くコロナ禍の閉塞感からか、自然を求めてキャンプする人が増えてきています。
皆考えることは同じで、大きなキャンプ場や河原などは過密状態のようです。
しかも緊急事態宣言などの他府県への移動の自粛が呼びかけられている地域の
車がいっぱいです。

うちでは感染蔓延防止を願う一方、高齢者の多い地元の方の健康を気遣って、
上の地域の方の来場はお控え願っています。(申し訳なく思いつつ)

ご協力のお陰で、ご来場のお客様にはゆったり静かなキャンプを安心して楽しんで
いただけたようです。
 



3日ほど前、入口のドアにカゲロウがとまっていました。
川底の泥の中などで2~3年の幼虫期を過ごし、水上で成虫になるカゲロウです。
ここは川辺などでよく見ます。
同じところに1日以上じっと止まったままでいました。
その後、カゲロウは茶色っぽい羽の模様がはっきりした少し大きいものになっていました。
モンカゲロウです。本成虫になったのです。下に脱皮した殻がありました。
成虫は産卵後、数時間で死んでしまうそうです。成虫の口は退化して採食できないとのこと。
なんて哀れな! 昆虫類はカゲロウでなくとも、華麗に羽化変身したのち、子孫に命をつなぎ、
自らはかなく消えてゆきます。スパンは長くとも、生き物は皆そういうもの。
生かされている今を心豊かに過ごしたいです。

コロナはしたたかです。 
5月11日までの自粛期限が来ても、簡単に感染は収まると思えません。
皆で自覚を持って蔓延を防止すべく注意したいものです。祈っています。


 

 

 

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