14,15,16日は敬老の日の連休で予約のお客様をお迎えするのを楽しみにしていました。
ところが、台風の影響で15日から雨との予報です。
幸い14日は絶好のキャンプ日和♪♪
デイキャンプでカヌーと野外料理を楽しむリピーターのグループをはじめ、4テントサイトと2バンガローにファミリーキャンパーを迎えました。
翌日はお昼頃から雨との事でしたが、何と6:00am前からポツリポツリ雨が降り始めたのです。
テントサイトの皆さんは急いで撤収作業に取り掛かられました。
雨はドンドン激しくなってきました。 まだ台風ははるかかなたなのに。
皆さんを送り出した後、私たちも洪水に備えるべく諸々の準備に大わらわしました。
午前中の数時間で久慈川は信じられないスピードで増水、お昼ごろにはもう河原は消え、川に注いでいる用水路の水が堰き止められる程に水位が上がり、遂にキャンプ場は浸水!!
バンガローA、シャワー室、トイレ、私たちのガレージ、自宅(管理棟)、は水をかぶることなく済みましたが、バンガローDは床上20cmの浸水です。
サイトの仕切りの杉材が流れて来たのです。
ドアにゴミが横一列に付着しているところまで水が来たのです。
コハクオナジマイマイが何匹もドアや窓に避難してきていました。
入口の橋に水がかぶる前に私たちは紋太を乗せて、車を118号線沿いのお蕎麦屋さんの駐車場に避難させました。
家和楽の堤防沿いを消防車やパトカーが何度も見回りに来ていました。
近所の方々も心配して、今夜は集落センターに泊まりなさいと鍵を持って来て下さいました。
ところが、急に雨は止み、お日様が出てきました。
でも、川は大きく波打って凄い速さで流れています。 上流の様子で、まだまだ水嵩が増すかもしれません。
どうしたものかと思いながら、ちょっと川の様子を見に袋田方面に車を走らせてみることにしました。
途中、118号線に水が流れ出た個所があり、消防隊による泥の除去作業で片側通行になっていました。
家和楽に戻ってみると、水位が下がって、キャンプ場内に入った水も引いていました。
念のため、車はお蕎麦屋さんに置かせてもらったままにして、家で寝ることにしました。
遊歩道の端の河原に降りるスロープです。降り口近くまで水が来ていました。
ゴミが並んでいるところまでです。
14日親類家族総出で稲刈りをなさったHさんのおだ掛けの稲穂が台風の風で倒されています。
16日は風が強かったけど、雨量は少なく、もう再び浸水することなく夕方を迎えることが出来ました。
西の空には不思議な色の夕焼けが広がって、東の空高くに3日後に満月となるお月様が出ていました。
19日にはきっと素晴らしい中秋の名月が見られることと思います。
ススキ、女郎花、吾亦紅、ホトトギス草を差して、梨、リンゴ、ブドウ、栗をお月様にお供えしたいと思います。
日本を縦断した台風18号は各地に大きな被害をもたらしました。
最近の雨の降り方は異常に思えますが、人間の驕りの結果なのでしょうか。
夕焼けを見ながら、ノアの箱舟の話を思い起こしてしまいました。
神の怒りの大洪水のことです。
神の言葉に従ってノアが作った舟が着いたところに大きな虹がでました。
神がもう二度と人を試みにあわせないと言う契約の虹だとのことです。
今日の夕焼けもそういうものであったらいいのにとふと思いました。
そのためには、私たち、人は生き方を変えなくてはいけないでしょうね。
来週はお彼岸。キャンプ場の泥をかぶった敷地にヒガンバナが咲いています。
草原になっていた河原が石の河原に変わりました。