最近見ないな~と思っていたのですが、先日、2個ヤマカマスを見つけました。
そこへ今朝、近所の方が1個見つけて私にと言って主人に手渡してくださいました。
ヤマカマスは山叺と書きます。
叺とは「① 藁むしろを二つ折りにして作った袋。主に穀物、塩、石炭などを入れるのに用いる。② その袋に似た、刻みタバコなどを入れる油紙または皮ぎれの小袋。」と広辞苑にあります。
この小さな緑の袋は実は繭なのです。
オオミズアオに続く蝶蛾類の記事になります。悪しからず。
何の繭かというと、、、またまたヤママユガ科の蛾、ウスタビガの繭です。
オオミズアオほど大きくはありませんが、羽を広げると10cmはある大形の蛾です。
幼虫の食草はクヌギ、ケヤキ、サクラ、エノキなどです。
うちのキャンプ場と遊歩道の木々です!
6月ごろ青葉を食べた幼虫がこの夏に繭を作って蛹となったのでしょう。
成虫になるのは秋です。
ずっと前に、枝にぶらさがっているヤマカマスに大きなウスタビガが止まっているを見たことがあります。
羽化したばかりだったのでしょう。
私が見つけたヤマカマスは遊歩道の脇に落ちていて、ペシャンコになったものと袋が裂けているものでした。
鳥に蛹を食べられたのかもしれません。
今朝いただいたのは、ふっくら膨らんできちっと口がしまった袋で重みもあります。
蛹が寝ているにちがいありません。 飼育箱で飼ってみようかな~~~~。
この枝はエノキです。