キャンプ屋さんで里山暮らし 20年

茨城県北部の小さなファミリーキャンプ場からの便りです。自然豊かな里山暮らしの日々の気づきを綴ります。

今日はハローウィーン 明日から11月

2017-10-31 13:08:56 | キャンプ場だより

ここ数年で、田舎でも都会でもすっかりハローウィーンが定着してきました。

限界集落一歩手前の家和楽では、小さな子供が〝 トリック & トリート ″ で 近所の家々を
仮装して回ることはありませんが、 スーパーの品々はお菓子のみならず何にでも
カボチャやお化けや骸骨のシールやイラストがついています。

ほぼ20年前、私たちは東京からこの地に移住してきたのですが、
その頃、まだ日本の田舎の風習 「お月見どろぼう」 が残っていました。
中秋の名月にススキと月見団子、それに丸い形の野菜や果物のお供えを縁側に出しておきます。
すると子供たちがこっそりと果物やお団子、お菓子をいただきに来るのです。

これって、日本版のハローウィーンじゃない!と思いました。
話を聞いていたので、うちにも 「お月見どろぼう」 が 来てくれると楽しいな♪♪ と思っていましたが、
残念なことに来ませんでした。 
犬がいるから敬遠されてしまったのか、新入りだから遠慮されてしまったか!?


                  *****  〇〇〇〇   *****

さて、いよいよ11月です。
今年は何だか、毎週週末は雨の予報が出ていたように思えます。

先週末も台風22号の影響を心配しましたが、大事には至らず、ほっとしました。
雨にもめげず、バンガローに1泊でご来場くださったお客様は
少々の雨など全く気にも留めず、ご持参のカヌーを楽しみ、鮭が見られたと喜んでおられました。
お子様たちは落ち葉が積もった場内にラジコンのジープを上手に操作して楽しそうでした。
この時期、快晴の夜は星がきれいです。
澄んだ空気の下、焚火を囲んで夜空を仰ぐのはキャンプならではの楽しみですが、
そんな翌朝の冷え込みはかなり厳しいものです。
幸か不幸か、雨模様のため、冷えは大したことがなかったようです。 よかったです。

  

  

  

  


  キャンプ場は11月いっぱいで今年度の営業は終わり、
  12月から4月半ばまでの冬季休業に入ります。

  小さなひっそり隠れキャンプ場ですのに、今年も、GWから始まり、週末、特に3連休、
  それから夏休みにお客様を迎えることが出来ました。 
  皆様のご来場に楽しい思いをさせていただきました。 ありがとうございました。

  11月は3日と23日の休日に来られるお客様がありますが、秋晴れであるよう祈っています。
  
  

  
  

   
  


 

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サフラン 今年最初の一輪

2017-10-27 13:21:29 | 里山暮らし

明日は10月最後の週末。
いつ頃からか週末になると雨、ほとんど必ずと言っていい程の確率で・・・
今週末だって・・・悲しいかな、そのようです。

なのに!!  雨だからとバンガローを予約してくださるキャンプ愛好家がいらっしゃいます。

立派な快適なコテージとおもっていらっしゃると大変なので、
「3匹のこぶた」 のお話の2番目のこぶたが作った木の小屋のようなバンガローですよ。
この時期は、昼間は暖かい日でも朝晩とっても寒いですよ。
と、寒さに弱い私は必死で思い止まらせようとしたのですが、
「大丈夫です。真冬でもテントでキャンプするのですから。」と全く問題にしてくださいません。

心配です。 でも、体験していただくしかありません。 でも、大丈夫かしら。

私たちだって若いころは、寒さなんて平気で、暮れにキャンプしたのでした。
朝、目覚めたら、テントの中に、ツララが下がっていました。
ちゃちなテントだったからか息が結露してツララになっていたのです。


ともあれ、もう数日で 11月 です。
今日はいいお天気ですので、庭をぶらぶらしていると、
サフランが1輪咲いていました。

毎年、庭のサフランの雌蕊を採ります。 
サフランは超高級スパイスです。
庭の花から採ったサフランで サフラン・ライス、パエリヤ、ブイヤベースが
毎年何回か食べられるなんて!!
なんたる幸せ ♪♪

 

 

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台風21号 と 久慈川の増水

2017-10-23 10:32:09 | キャンプ場だより

10月は毎週末雨の予報だったり、実際雨だったりで、テントサイトはキャンセル続出。

この週末は台風21号。

ここ何年か、あちこちで洪水や土砂崩れの災害が起こっているのに、
久慈川はありがたいことにいつも守られています。
でも、いつもそうだからとは決して言えないことは重々承知。
とくに、今回の台風は大型です。 
今度こそ久慈川氾濫かもと目の前の川の水位を睨みつつ、
PCで久慈川の上流の水位情報を見ています。

  

  今朝撮った家和楽の流れです。 結構、速い流れです。
  もう、雨は上がっていますが、これから水位は上がるかもしれません。
  夜間に避難騒動にならなくて、神様に感謝でした。

  

  11:17  お日様が出て来て、水面はキラキラ!! 
  11:00 の上流(大子下野宮)での水位情報ではもう水位は下がってきています。
  ここ舟生橋での水位は横ばいで、3.0 m。 氾濫危険水位は3.6 m です。
  まだ少しは上がることでしょうが、ぎりぎりセーフだろうと思っています。
  
  

  外に出てみると、さっきまで普通に流れていた用水路の水が逆流して高くなっていました。
  川の水位が上がって、用水の山からの水がはけなくなっているのです。

  

   堤防の方に回ってみると、確かに! 30段ある堤防の階段は残り10段でした !!
  うちの出入り口の橋の上から網ですくってみたら、小魚が入るかも。
  
  

  やっぱり!! 同じ思いの人が河原の降り口に来ていました。
  
  

     

  ちゃんと、投網持参で来ています。 川が増水すると魚たちは強い流れを避け、
  岸近くに来るのです。 用水路や沢にも上ってきます。
  
  この地に来て初めて洪水こそ免れたけど、かなりの増水になった時のことです。
  雨が止み、日が差すと近所の方が投網やたも網を持ってやってきました。
  少年のようなニコニコ顔で。
  用水に逃げ込んだアユがバケツ一杯獲れました。 10種類ほどの雑魚も獲れました。
  フナ、オイカワ、ハヤ、サイ に混じって、シマドジョウ、タナゴなどもいました。
  まだ20年前は水がきれいだったのでしょうね。 

  ところで、上の写真の魚はサイの子どもです。 ここではサイのことをバカッチョと呼びます。
  骨がいっぱいで食べにくいからって、失礼ですよね。

  さあ、これから風で落ちた小枝は葉を片付け、万一に備え、ロープで結わえたテーブルなどを
  元通りにします。 台風一過の青空の下の外仕事です。      


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ホシアサガオ という名の野草  

2017-10-12 15:59:02 | 自然

今はもう秋。 

とは言え、気温の上がり下がりが大きいこの頃です。
昨日も今日も暑いぐらいですが、
レースのカーテンのような我が家の緑のカーテンももう御用済みです。
今年はアサガオと風船蔓をネットに這わせていました。
どちらも花は終わり、種を結び、葉が枯れ始めています。

庭の草たちも勢いがなくなってきました。 
猫じゃらし(エノコログサ)の葉先と穂がエンジ色です。 
刈払機を振り回さずとも、枯れかけた草は手で簡単に引き抜けます。
抜いていると、露わになった地面にゴマ粒のような大きさのいろんな双葉がびっしり。
次は自分たちの出番だと待機しているのです。

しゃがんで草目線になると、いろんなものが見えてきます。

小さな薄紫色の可憐な花を見つけました。 1.5 cmぐらいの大きさです。
いままで見たことのない花です。
ハート形の葉のつる性の植物です。

 

  

「見たことがないなあ~。 なんだろ~?]」 しげしげ見ていると
種が出来ているのに気が付きました。 
それがアサガオの種にそっくりでした。
「これって野生のアサガオ? アサガオの原種?」

 

 

ネットで調べると、ありました! ホシアサガオという南米から来た帰化植物でした。

そういえば、何年か前も、見たことのない小さなきれいな草花を見つけました。
キキョウソウという、戦後、 北米から来た一年生草の帰化植物とのことでした。

日本古来の植物(生き物すべて)を守ろうと勢いのいい外来植物を 「駆除」 しようとしますが、
道端や家の周りの雑草の名のもとにくくられる小さな草花はほとんど帰化植物ですよね。
クローバー、セイヨウタンポポ、ハルジオン、オドリコソウ、イヌフグリ、レンゲソウ、
ニワゼキショウ、オオマツヨイグサ、、、、。 








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