さわやか通信

心地よい風とさわやかな空気 すてきな花を探して旅にでよう

新刊紹介『ラスコーの洞窟』

2014-06-07 09:57:13 | 児童書
 ある日、ラバル先生は教室のみんなをフォン・ド・ゴームに連れていきました。そこは旧石器時代の洞窟です。
せまい穴を進んでいくと、壁の上にゆらゆらと浮かぶように沢山の動物の絵が見えてきました。
「見えるかいこれが芸術のはじまりだよ」先生はささやくようにいいました。「わたしたちの先祖にとって、ここは神聖な場所だった」

この洞窟は、1940年第二次世界大戦がはじまったころ、フランス南部のモンティニヤックにはまだドイツ軍が侵攻してきて
いなかったので、14歳のジャック少年は友だちと毎日楽しく遊んでいた。ある日友だちの愛犬がいきなり消えてしまった。
そのわけは・・・

・書名  『ラスコーの洞窟』ぼくらの秘密の宝もの

・エミリー・アーノルド・マッカリー  絵と文  青山 南 訳

・出版社 小峰書店  2014/3 初版  1,500円∔税

・グレード 小学校高学年~

 この洞窟内にある無数の壁画は4人の少年達によって偶然発見されたもので、保存状態もよく世界的にも貴重は発見となり、
世界中に伝えられた。発見した当時の少年はその後ラスコーの洞窟のおかげで人生が大きく変わったのだ。
是非大人の方たちにも読んでいただきたい一冊です。