子どもたちはまもなく春休みですね。でも今日紹介する
本は、冬休みに母さんと札幌に住むおばあちゃんを訪ねた
マユちゃん(主人公)が、一ぴきの子っこヤギの命をとおして
生きもののあり方、命の尊さを知るお話です。
東京から、母さんとおばあちゃんの住む札幌に遊びにきていた
マユは、母さんの友だちから、マユに「すごいプレゼントを
あげるから、今すぐに迎えにいくよ」と電話があった。
吹雪のなか車で迎えにきたユミコさんは、マユに、おととい
生まれたばかりの子っこヤギを見せてくれると言う。もちろん
だっこもさせてくれると言う。今まで動物園にいるヤギしか
見たことのないマユは、うれしさで胸がいっぱいになった。
やっと知り合いの農家に着き、子っこヤギのいる小屋に近づいた
時、マユたちが目にしたのは、白い雪に赤い血が飛び散り、
手足をぴーんとのばして、すでに死んでいる子っこヤギの
死体だった。木の上にはカラスが鳴き騒ぎ・・・
「冬のあいだ、食うものがなくて死んでしまう生き物はけっこう
いる。カラスもスズメも、キツネも。ネズミもイタチもみんな
はらをすかせている。子っこヤギの体に、どれほどたすけられる
ことか」ー本文より
私たち人間の命をはじめとして、生き物の命が粗末に扱われ
ている今、子どもたちに是非読ませたい一冊です。
本は、冬休みに母さんと札幌に住むおばあちゃんを訪ねた
マユちゃん(主人公)が、一ぴきの子っこヤギの命をとおして
生きもののあり方、命の尊さを知るお話です。
東京から、母さんとおばあちゃんの住む札幌に遊びにきていた
マユは、母さんの友だちから、マユに「すごいプレゼントを
あげるから、今すぐに迎えにいくよ」と電話があった。
吹雪のなか車で迎えにきたユミコさんは、マユに、おととい
生まれたばかりの子っこヤギを見せてくれると言う。もちろん
だっこもさせてくれると言う。今まで動物園にいるヤギしか
見たことのないマユは、うれしさで胸がいっぱいになった。
やっと知り合いの農家に着き、子っこヤギのいる小屋に近づいた
時、マユたちが目にしたのは、白い雪に赤い血が飛び散り、
手足をぴーんとのばして、すでに死んでいる子っこヤギの
死体だった。木の上にはカラスが鳴き騒ぎ・・・
「冬のあいだ、食うものがなくて死んでしまう生き物はけっこう
いる。カラスもスズメも、キツネも。ネズミもイタチもみんな
はらをすかせている。子っこヤギの体に、どれほどたすけられる
ことか」ー本文より
私たち人間の命をはじめとして、生き物の命が粗末に扱われ
ている今、子どもたちに是非読ませたい一冊です。