いわゆるエアコンを設置する工事のことで、一般的には
建物本体に含まない別途工事となります。
弊社ではセルローズファイバーを現場で吹き込む断熱を
採用しており、エアコンの冷媒管を通すためのスリーブ
(貫通孔)は予め壁に設けています。
これをやっておかないと後で孔を開けた時、断熱材が
ボロボロ落ちてきてしまいますし、現場を把握していない
エアコン業者ですと、壁の中の筋かいや配線、配管等を
傷めてしまうことがあります。
あとはスリーブの近くに専用回路のコンセントを付けておけば
引渡し後であっても、どこの業者に頼んでも大丈夫です。
やはり家電量販店で購入されるケースが多いようです。
量販店の場合、一般的には室内機のすぐ裏の外部に室外機が
置ければ安い標準工事費でやってもらえますが、2階から1階へ
設置する場合や長い経路となる場合は別途料金がかかります。
また、設計上外部に面さない部屋にエアコンを付ける場合は
壁の中や天井裏に予め冷媒管を配管しておかなければ
ならないため、建築と同時にこれらの工事も見込んでおきます。
ただ、配管を埋め込んでしまうと交換やメンテナンスが容易で
ないため、設計段階でエアコンの設置場所を想定しながら
間取りを計画し、埋め込み配管は極力避けるべきです。
どんな設備機器もそうですが、10数年で寿命がきますから
容易に交換できるような設置方法にしておきましょう。
設備機器は埋め込みにすると見栄えも良くスッキリしますが
交換やメンテナンスでは高コストとなるので十分な検討が
必要です。