A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

"JUNIOR" / JUNIOR MANCE TRIO

2006-06-26 | MY FAVORITE ALBUM
昨年「Always三丁目の夕日」という映画が流行った。
ちょうど、東京タワーが建設されていたので、1958年(昭和33年)の時代背景。三種の神器といわれた、テレビ、冷蔵庫、洗濯機が日本でも各家庭に入り始めたころである。団塊の世代はちょうど小学生、何にでも興味があった時だった。

その頃アメリカでは、今でも名盤として残っているJAZZレコードが数多く録音された頃である。
VERVEが生まれ、東のBLUE NOTE、PRESTIGE、西のCONTEMPORARY、PACIFIC JAZZなどのJAZZ専門レーベルが台頭した時期で、JAZZの黄金期だ。

家庭には簡易な蓄音機しかなかった時に、かけているレコードの中に実はこんなに素晴らしい音がたくさん詰まっているとは、その時代の大部分の人は想像していなかったであろう。

このアルバムもそんな頃1959年の録音された、JUNIOR MANCEのデビュー作。

JUNIOR MANCEのプレーは一言で云うと、軽快に飛び跳ねるスイングするピアノ。驚異的なテクニックがある訳でもなく、派手なプレーがある訳でもないが、古き良き伝統を守りながら、ブルースが得意でモダンに弾いている。「Traditional Modern」という言葉がピッタリだ。

ベースは、お馴染みのRay Brown。何も言う事はない。
ドラムスはRex Humphries。質実剛健、着実なブラッシュワーク。

曲は、オリジナルから、スタンダードまで多彩であるが、スローなベニーゴルソンのオリジナルのウィスパー・ノット、アップテンポは、お馴染みのラブ・フォー・セールがお気に入り。

A SMOOTH ONE
MISS JACKIE’S DELIGHT
WHISPER NOT
LOVE FOR SALE
LILACKS IN THE RAIN
SMALL FRY
JUBILATION
BIRK’S WORKS
BLUES FOR BEVERLEE
JUNIOR’S TUNE

P) JUNIOR MANCE
B) RAY BROWN
DS) LEX HUMPHRIES

Recorded in NYC, April 9,1959
コメント (2)
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