A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

AFTER MIDNIGHT / NAT KING COLE

2006-06-17 | MY FAVORITE ALBUM
先日、CSのDISCOVERYチャンネルでナットキングコールのドキュメンタリー番組があった。

1919年アラバマ州で生まれたコールは、16歳の時からピアニストとしてバンドを結成、18歳でロスへ出てプロに。
22歳の時に初めて歌をレコーディング。
1943年、24歳のときにキャピタルレコードと契約。歌手としてのコールの活躍が始まった。

50年代に次々とヒット曲を生み出し、シングル1500万枚、アルバム500万枚の売上げを記録、キャピタルレコードのハリウッドの本社ビルは、コールのお陰で建ったそうだ。

第2次世界大戦には、偏平足で兵役を免れ、戦後は、JAZZというよりは一層ポピュラーな世界で人気が高まった。
しかし、その当時の人種差別はまだまだ激しいものがあり、幾多の嫌がらせにあう。
1956年、自身のテレビショーが始まり、大人気番組になったにもかかわらず、スポンサーがつかずに打ち切りという事実も。
その後、海外ツアーも積極的に行い、日本語での「枯葉」も披露している。

1965年肺がんで他界するまでの一生を、レコード会社や妻の回顧、BBキング、トニーベネット、ハリーベラフォンテ、スティービーワンダーなどのインタビューを交え、音楽と人生を描くドキュメンタリーに仕上がっている。

見逃した方は、21日に再放送があります。
お勧めです。


コールのアルバムは数多くあるが、JAZZ VOCALという意味では、このAFTER MIDNIGHTがベストであろう。

ギターを加えたリズムセクションに、曲によって、トランペット、アルト、バイオリンなどを加えた、コンボ編成のプレーはJAZZそのものである。
タイトルどおり夜中の閉店後の仲間内のアフターセッションを感じさせるプレーで、ボーカルだけでなく、ピアノも楽しめる。

Just You Just Me
Sweet Lorraine
Sometimes I’m happy
Caravan
It’s Only A Paper Moon
You’re Looking At Me
The Lonely One
Don’t Let It Go To Your Head
I Know That You Know
Blame It On My Youth
When I Grow Too Old To Dream
Route 66

p,vo) Nat King Cole
g) John Collins
b) Charlie harris
ds) Lee Young

as) Willie Smith
tp) Harry Edison
vi )Stuff Smith
tb) Juan Tizol

1956年8月録音
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする