A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

ジャケット買い

2006-06-23 | JAZZ LIFE
JAZZのレコード(CD)の買い方には色々ある。
昔JAZZを聞きまくっていた頃、雑誌やJAZZ喫茶で中身を吟味・確認して買いに行くこともあったが、

・ミュージシャン(リーダー、共演者)
・レーベル
・プロデューサー
・曲
・録音
・編成(ソロ、デュオ、コンボ、ビッグバンド)

をきっかっけ、手掛かりとして、中の演奏を想像して買うことも多かった。

掘り出し物を求めて、レコード屋をはしごして、JAZZの棚を片端から見て歩いたものだ。
そんな時、あまりメジャーなレーベルや、ベストセラーアルバムではなく、「当たりの一枚」を見つけた時の嬉しさは何ともいいようがない。
幻の名盤ブームと云われて、そんな珍しい一枚が中古でもプレミアムがついたりしたこともあった。

時には、何の予備知識も無く「ジャケットの良さ」だけで思わず買ってしまったものもある。不思議と「外れ」が少なかったように思う。

これも「レコード時代」の買い方であり、CDになってジャケット買いは間違いなく少なくなった。
さらに、ネットの通販で買うようになると、ジャケットのデザインは不思議と記憶に残らない。そもそも検索で選んだCD以外は、ジャケットも見る機会が減ってしまう。
最近では曲自体をネットからダウンロードの時代になり、ジャケット自体が無くなってきた。間違いなく「ジャケット買い」は死語になってしまう。

今の時代便利さ・効率だけを追求しているために、これまであった「偶然の出会いのような楽しみ」がひとつずつなくなってきているのも現実だ。
ネット上のバーチャルな世界が広がれば広がるほど、アナログでリアルな世界が反対に見直されてきているのは、単に昔を懐かしむ郷愁だけではないと思う。
「ジャケット買い」がネットの世界でもできる世の中が来ることを切に願っている。
コメント
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