A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

MICHEL LEGRAND TRIO at SHELLY'S MANNE-HOLE

2006-06-19 | MY FAVORITE ALBUM
ミシェルルグランといえば、作編曲家として有名だ。
映画音楽も数多く手がけ、スタンダード曲になっているものも多い。
実は、ピアニストとしても際立った才能を持っているのはあまり知られてない。
もし、作編曲の才能がなければピアニストとしてもっと活躍していたかもしれない。才能があり過ぎるのも問題だ。

このアルバムは、彼のピアニストの卓越した才能を「ピアノトリオ演奏」で十二分に披露している。それもLIVE録音で、聴衆と一緒になった、まさにJAZZプレーの真髄を。
相手を務めるのもレイブラウンとシェリーマンで、役者が揃った。

一曲目は、3人の名前を入れ込んだ曲名のオリジナル。といっても何の準備もない自然発生的なアドリブで生まれた曲だ。アップテンポで、ダイナミックなルグランのピアノプレーが聞ける。シングルトーンからブロックコードまでプレーも多芸多彩だ。
このような曲がブルースで2曲、Ray’s Riffは3拍子だ。
最後のlos Gatosでさらに一曲、フラメンコ調のリズムで盛り上がる。

そして、ルグランのオリジナルが2曲、どちらも有名なA Time for LoveとWatch What Happensは、オリジナルメロディーを大事したルグランのピアノからスタートする。
おまけにスタンダードのMy Funny Valentineでは、ルグランのスキャットまで飛び出す。
Willow Weep for Meもレイブラウンとの掛け合いのスタートが秀逸だ。

このアルバムに関しては、すべての曲がお気に入り。

録音された場所は、シュリーマンの経営する、LIVEHOUSE。
当時、WEST COASTでは有名なクラブであった。
店の名前の、「マンホール」の洒落っ気がさすが。

The Grand Brown Man
A Time for Love
Ray's Riff
Watch What Happens
My Funny Valentine
Another Blues
Willow Weep for Me
Los Gatos

p) Michel Legrand
b) Ray Brown
d) Shelly Manne

Recorded at "Shelly's Manne-Hole", Hollywood, CA, September 5, 1968
コメント
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