いろいろ忙しい毎日だが、やはり読書はやめられない。早見俊という作家の本をとりあえず1冊だけ買ってみた。これもシリーズなので面白ければ連続して読むつもり。
早見俊は1961年岐阜県生まれ、法政大学経営学部卒業し会社員を経て作家活動に入ったとある。私にとっては未知の作家だ。
その名を聞いただけでも江戸の悪党どもが震え上がる、北町奉行所筆頭同心蔵馬源之助は、ある事件探索の余波で、居眠り同心と呼ばれる閑職に左遷された。閑で死にそうな源之助に、ある大名の江戸留守居役から極秘の影御用が舞い込んだ。盗まれた徳川家康拝領の大名物を探し出してほしいというもである。
「居眠り」がつく作品はだいたい面白い。物書き同心の話ししかり、居眠り磐根しかりである。と思って読み始めたのだが、やはり面白かった。後編が期待できると思っている。