山クジラの田舎暮らし

岩手県北の田舎に生息する「山クジラ」です。定年後の田舎暮らしや趣味の山行きのことなど、発信していきます。

ケーの汁

2013-12-05 07:35:43 | グルメ

 おはようがんす。今朝も放射冷却で軽トラの窓はしっかり凍っていた。事前に暖機運転をしなかったので、ストーブの上の湯沸しからぬるま湯を汲んで窓にかけて溶かして配達に行った。少し戻った時間が遅くなり、4時台のPCは出来なくて、朝食を済ませてようやくPCの前に座っている。しかも、今朝の朝食は残り物一掃とやらで、汁は温め直しだったし、おかずも真ホッケの焼いたのぐらいしかなかったので、「今朝の食事」はちょっと書けない。そこで、一昨日近くにいる叔母(妻たちの母親の妹)が持ってきてくれた「ケーの汁」をご紹介しよう。

 「ケーの汁」は岩手県北部から青森県にかけて食べられる郷土食である。材料は、ダイコン、ニンジン、ゴボウなどの根菜類に、ゼンマイ(乾燥したものを戻して使う)、エンドウマメ(これが必ず入る)、焼き豆腐である。味は味噌味(地味噌と呼ばれる豆味噌を使う)。煮干しで出汁をとり、ダイコン、ニンジン、ゴボウを細かく切ったものを入れ柔らかくなるまで煮る。エンドウマメは別に柔らかくしておいて入れる。ゼンマイも戻して一口大に切ってい入れる。味噌で味をつけ(料理酒などをいれるとまろやかになる)最後に焼き豆腐を刻んで入れて出来上がりだ。この料理はもともとご祝儀、葬儀などでたくさん人が集まる時に作られるもので、少しだけつくったのでは美味しくない。叔母の家も夫婦2人だけの生活なので、たいていわが家の4人分を一緒につくって持ってきてくれる。4人部といっても2回から3回食べられる量なので、今朝もその最後をいただいたところだ。地の物を地元で食べる、これが一番良い。

 1月の町長選をめぐってはまだ動きはない。今日は妻と2人で街頭に出て、「無競争になる場合は共産党が責任をもって対立候補をたてる」と宣伝をするつもり、「無競争」を決め込んでいる町長の陣営に衝撃が走るだろう。そのことを書いた「民報ひろの」12月号外は、日曜日に地元紙に折り込まれる。あのような不祥事を防げなかった現町政をそのまま認めるわけにはいかないのだ!