今日、本会議で議案質疑があり登壇しました。
まず、平成18年度一般会計決算について当局の見解をただしました。質問はいずれも教育費にかかわるものであり、質問の原稿は以下のとおりです。分かりにくい部分があるかと思いますが、ご了承ください。
(『平成18年度決算に係る主要施策の成果 報告書』 p.73より)
「各小中学校への教員用パソコン配布」
決算書pp.206‐207、pp.210‐211
小学校教員用パソコン100台 10,106,250円
中学校教員用パソコン60台 6,063,750円
①個人情報保護のため、どのような対策を講じていますか?
②教員が職務とは関係のないインターネットのホームページにアクセスしたり、私用メールを送ったりしないように、どのような対策を講じていますか?
「E‐mailを利用した緊急情報発信」
決算書pp.206-207、pp.210-211
小学校緊急情報等メール配信システム使用料 183,750円
中学校緊急情報等メール配信システム使用料 91,875円
①配信登録をしている保護者は全体の何%ぐらいですか?
②E‐mailによる情報発信について、保護者の意見・要望等にはどのようなものがあったか把握していますか?
③E‐mail登録していない(できない)保護者に対して、どのように緊急情報を発信してきましたか?
④緊急情報以外ではどのような情報をE‐mailで配信していますか?
(p.74より)
「学校評議会」
決算書pp.204‐205、pp.208‐209
小学校評議員謝礼 306,000円
中学校評議員謝礼 156,000円
学校は、地域社会の情報と文化のセンターです。教育の地方分権と情報公開を進め、地域の人々と子どもが一緒になって、未来を切り拓く学校づくりを議論する「学校評議会」の役割は重要です。地域の優れた人材に参加してもらえるよう制度化を進め、地域ぐるみの教育環境を充実させる必要があります。
①学校評議会のメンバー構成、会合の回数を教えてください。また、会合ではどのようなことが議論されましたか?会議録は閲覧できるのですか?
②学校評議会のメンバーはどのようにして選ばれたのですか?
③なぜ公募市民を入れなかったのですか?今後、公募制を導入する考えはありますか?
④学校評議会で議論されたことを広く地域に発信しましたか?また、今後、発信していくつもりはありますか?
(p.75より)
「古知野南小学校のトイレ改修」
決算書pp.206‐207
北舎東便所改修工事費 2,919,000円
①洋式トイレ6箇所を整備しましたが、子どもたちの洋式トイレに対する需要が高まっていると認識していますか?
②今後とも、計画的に洋式トイレを整備していくつもりはありますか?
(p.76より)
「就学奨励事業」
決算書pp.208‐209、pp.212‐213
小学校特殊学級児童就学奨励費 1,217,068円
中学校特殊学級生徒就学奨励費 873,998円
昨年5月1日現在、特殊学級に在籍する小学生は58人、中学生は26人いました。特殊学級の児童生徒には就学奨励事業として、修学旅行費、新入学時学用品費、校外活動費、学用品・通学用品費、学校給食費について、その全部または一部が支給されています。
①彼らの保護者は必ずしも経済的に困窮しているわけではありません。それなのに、どうして就学奨励事業が実施されているのか、その理由を明確に説明してください。
(p.78より)
「生涯学習事業」
決算書pp.212‐215
生涯学習事業講師等謝礼 884,000円
生涯学習事業講演委託料 1,317,120円
生涯学習事業会場借上料 452,655円
市場万能経済の下で階層格差が拡大し、教育機会の不平等が広がっている中で、学ぶ意欲を持った全ての人々に豊かな生涯学習を保障することは極めて重要です。
しかし、残念なことに、成人を対象とした一部の生涯学習事業で参加者が少なかったものがあります。
公開講座……3回、定員数240人、延べ参加者数127人(52.9%)
公開講演会……1回、定員数420人、参加者数220人(52.4%、1月13日土曜日開催)
生涯学習講演会……3回、定員数360人、延べ参加者数96人(26.7%)
①どうして十分な参加者を確保することができなかったのですか?また、何人ぐらい参加することを見込んでいましたか?
②講座等が開かれることをどのように広報し、周知しましたか?
(p.79より)
「家庭教育推進事業、青少年健全育成事業」
決算書pp.212‐215
「もう一度家庭を見直そう運動」、「あいさつ運動」や青少年健全育成の啓発活動として、街頭宣伝カーを使って巡回広報活動を行いました。
①巡回広報活動は昨年度、何回行われましたか?また、一回につき何時間ぐらい行われましたか?
②①について、効果があったか言えますか?スローガンを羅列し、拡声器の音も小さい広報活動に、いったいどれほどの効果があると考えていますか?
③街頭補導について、市域内での巡回で十分だと考えているのですか?また、何をもって「補導」すべきと判断したのですか?被補導者にはどのような指導等がなされましたか?
(p.82より)
「図書館事業」
決算書pp.220‐221
一般用図書 5,814,922円
横田文庫用図書 401,084円
視聴覚資料 994,741円
①一般用図書購入費のうち、利用者からのリクエストにこたえて購入した図書はいくらありましたか?
②リクエストされた図書については、どのようなものが多かったですか?その特徴を教えてください。
③新しく購入する図書の選定等はだれが、どのようにして行いましたか?
日本の図書館の多くは、児童文学や純文学、さらに学術入門書など、本来図書館に置かれるべき本が不足しており、推理小説などのベストセラーを大量にそろえる傾向があります。つまり、ただの貸本屋になっています。
ベストセラーの本はもともと値段が安く、すぐに文庫化されます。図書館に必要なのは、読者が少ないのでやや割高になっている純文学の本などですが、地方図書館の中には、そういう見識のない人がおり、貸し出し点数が増えれば図書館の役割を果たせると考える人が少なくないようです。
良質の出版物は、図書館の支えがなければ出せません。図書館がベストセラーばかり置くようになれば、日本の出版文化は衰退します。逆に、ベストセラー作家は、図書館で読まれてしまうと、その分本が売れなくなるので、損害をこうむることになります。
やはり、見識を持った館員を置いて、良質の図書をそろえる必要がある、という意見を申し上げ質疑を終わります。
まず、平成18年度一般会計決算について当局の見解をただしました。質問はいずれも教育費にかかわるものであり、質問の原稿は以下のとおりです。分かりにくい部分があるかと思いますが、ご了承ください。
(『平成18年度決算に係る主要施策の成果 報告書』 p.73より)
「各小中学校への教員用パソコン配布」
決算書pp.206‐207、pp.210‐211
小学校教員用パソコン100台 10,106,250円
中学校教員用パソコン60台 6,063,750円
①個人情報保護のため、どのような対策を講じていますか?
②教員が職務とは関係のないインターネットのホームページにアクセスしたり、私用メールを送ったりしないように、どのような対策を講じていますか?
「E‐mailを利用した緊急情報発信」
決算書pp.206-207、pp.210-211
小学校緊急情報等メール配信システム使用料 183,750円
中学校緊急情報等メール配信システム使用料 91,875円
①配信登録をしている保護者は全体の何%ぐらいですか?
②E‐mailによる情報発信について、保護者の意見・要望等にはどのようなものがあったか把握していますか?
③E‐mail登録していない(できない)保護者に対して、どのように緊急情報を発信してきましたか?
④緊急情報以外ではどのような情報をE‐mailで配信していますか?
(p.74より)
「学校評議会」
決算書pp.204‐205、pp.208‐209
小学校評議員謝礼 306,000円
中学校評議員謝礼 156,000円
学校は、地域社会の情報と文化のセンターです。教育の地方分権と情報公開を進め、地域の人々と子どもが一緒になって、未来を切り拓く学校づくりを議論する「学校評議会」の役割は重要です。地域の優れた人材に参加してもらえるよう制度化を進め、地域ぐるみの教育環境を充実させる必要があります。
①学校評議会のメンバー構成、会合の回数を教えてください。また、会合ではどのようなことが議論されましたか?会議録は閲覧できるのですか?
②学校評議会のメンバーはどのようにして選ばれたのですか?
③なぜ公募市民を入れなかったのですか?今後、公募制を導入する考えはありますか?
④学校評議会で議論されたことを広く地域に発信しましたか?また、今後、発信していくつもりはありますか?
(p.75より)
「古知野南小学校のトイレ改修」
決算書pp.206‐207
北舎東便所改修工事費 2,919,000円
①洋式トイレ6箇所を整備しましたが、子どもたちの洋式トイレに対する需要が高まっていると認識していますか?
②今後とも、計画的に洋式トイレを整備していくつもりはありますか?
(p.76より)
「就学奨励事業」
決算書pp.208‐209、pp.212‐213
小学校特殊学級児童就学奨励費 1,217,068円
中学校特殊学級生徒就学奨励費 873,998円
昨年5月1日現在、特殊学級に在籍する小学生は58人、中学生は26人いました。特殊学級の児童生徒には就学奨励事業として、修学旅行費、新入学時学用品費、校外活動費、学用品・通学用品費、学校給食費について、その全部または一部が支給されています。
①彼らの保護者は必ずしも経済的に困窮しているわけではありません。それなのに、どうして就学奨励事業が実施されているのか、その理由を明確に説明してください。
(p.78より)
「生涯学習事業」
決算書pp.212‐215
生涯学習事業講師等謝礼 884,000円
生涯学習事業講演委託料 1,317,120円
生涯学習事業会場借上料 452,655円
市場万能経済の下で階層格差が拡大し、教育機会の不平等が広がっている中で、学ぶ意欲を持った全ての人々に豊かな生涯学習を保障することは極めて重要です。
しかし、残念なことに、成人を対象とした一部の生涯学習事業で参加者が少なかったものがあります。
公開講座……3回、定員数240人、延べ参加者数127人(52.9%)
公開講演会……1回、定員数420人、参加者数220人(52.4%、1月13日土曜日開催)
生涯学習講演会……3回、定員数360人、延べ参加者数96人(26.7%)
①どうして十分な参加者を確保することができなかったのですか?また、何人ぐらい参加することを見込んでいましたか?
②講座等が開かれることをどのように広報し、周知しましたか?
(p.79より)
「家庭教育推進事業、青少年健全育成事業」
決算書pp.212‐215
「もう一度家庭を見直そう運動」、「あいさつ運動」や青少年健全育成の啓発活動として、街頭宣伝カーを使って巡回広報活動を行いました。
①巡回広報活動は昨年度、何回行われましたか?また、一回につき何時間ぐらい行われましたか?
②①について、効果があったか言えますか?スローガンを羅列し、拡声器の音も小さい広報活動に、いったいどれほどの効果があると考えていますか?
③街頭補導について、市域内での巡回で十分だと考えているのですか?また、何をもって「補導」すべきと判断したのですか?被補導者にはどのような指導等がなされましたか?
(p.82より)
「図書館事業」
決算書pp.220‐221
一般用図書 5,814,922円
横田文庫用図書 401,084円
視聴覚資料 994,741円
①一般用図書購入費のうち、利用者からのリクエストにこたえて購入した図書はいくらありましたか?
②リクエストされた図書については、どのようなものが多かったですか?その特徴を教えてください。
③新しく購入する図書の選定等はだれが、どのようにして行いましたか?
日本の図書館の多くは、児童文学や純文学、さらに学術入門書など、本来図書館に置かれるべき本が不足しており、推理小説などのベストセラーを大量にそろえる傾向があります。つまり、ただの貸本屋になっています。
ベストセラーの本はもともと値段が安く、すぐに文庫化されます。図書館に必要なのは、読者が少ないのでやや割高になっている純文学の本などですが、地方図書館の中には、そういう見識のない人がおり、貸し出し点数が増えれば図書館の役割を果たせると考える人が少なくないようです。
良質の出版物は、図書館の支えがなければ出せません。図書館がベストセラーばかり置くようになれば、日本の出版文化は衰退します。逆に、ベストセラー作家は、図書館で読まれてしまうと、その分本が売れなくなるので、損害をこうむることになります。
やはり、見識を持った館員を置いて、良質の図書をそろえる必要がある、という意見を申し上げ質疑を終わります。