昨日の行政改革推進委員会で取り上げられたことついて、もうひとつ紹介します。
昨年度の取り組みの進捗状況、計154項目のうちのひとつに「企業立地の促進」がありました。
その取り組み内容は
「市内工業用地等の現状、今後の利用可能性を把握するとともに、企業立地に対する支援策を研究するなど、企業立地を促進するための方策を検討する。また、企業へのPR方法について検討する。」
とありました。これに対する取り組み実績は
「企業立地における江南市に優位性(アピールポイント)について江南市工業振興対策協議会と連携して調査を行った。」
とあり、実施状況はA(予定通り)でした。
上記に関して、「企業誘致をする意思があるのか」と事前に文書で質問したところ、
「現在、具体的な誘致計画はない。」「般若町の利用可能な工場適地(未利用地)は約300㎡程度で、個人所有地である。」ことなどから、「企業誘致は困難な状況にある。」
という回答がありました。
私が聞いた限り、企業誘致について、市民のみなさんのご意見はおおむね2通りに集約されます。
①江南市は大した企業がないので、財政力が弱い。企業誘致のために知恵を絞るべきだ。
②財政基盤を確立するために企業誘致するといっても、現実的には難しい。身の丈に合った行政運営に徹するべきだ。
私見としては、②の立場にあります。実際、都市計画上の制限、地理的条件、社会経済情勢などのハードルが立ちはだかっています。企業立地に係る情報収集は積極的に行えばよいですが、一昔前のイメージの企業誘致は無理だと考えます。それよりも、「生活都市」としての施策を充実して、それをアピールすべきです。
身の丈に合った行政運営とは、私の感じるところ、①に近い意見が多いです。
市民の意見の一つに身の丈に合った行政運営があるようですがどのようなことでしょうか。①市の歳入規模にあった運営、②大半の市が実施していることを運営等々思い浮かびますがよくわかりません。