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平成26年度「わかやまシニアエクササイズ新規指導者養成研修会」

2014-07-08 07:00:00 | 介護老人保健施設やよい苑
平成26年7月1日(火)和歌山大学で行われました、平成26年度「わかやまシニアエクササイズ新規指導者養成研修会」にリハビリテーション課より大久保、事務所より私大嶋が参加させていただきました。


この研修は、シニアエクササイズ教室を行う際に必要となる資格を取得するための研修会であり、午前・午後のカリキュラムに沿って講義がなされました。


まず初めに、和歌山県長寿社会課高齢者生活支援室 栗山氏による講義が行われ、介護予防の基本的な考え方についてお話しいただきました。


その中で、和歌山県内の高齢者人口や高齢化率を用いて県内の現状についての説明があり、特に高齢化率は近畿圏内で1位、全国でも5位という位置付けに驚きました。


その後は、わかやまシニアエクササイズについての説明がなされ、下肢の筋力アップによる転倒予防と、参加者同士のコミュニケーションの場、それらに伴い活動する機会の増加による介護予防の街づくりが広がっていく事を目的に行われている事を知り、年々、シニアエクササイズ教室参加者数・自主活動グループ数が増えている事も印象的でした。


次に和歌山大学教育学部 本山貢教授は、わかやまシニアエクササイズ運動プログラムの基本理論、筋力トレーニング・ステップ運動の作成および指導方法について講義していただきました。


筋力トレーニングとステップ運動は負荷をかけすぎず、ゆっくりと行うことが重要とされており、負荷をかけ、リズムを早くしたから良いという事ではなく、ゆっくりと自分の体重だけで行う適度な負荷で十分とされています。


また音楽のリズムに合わせたり歌を歌うことで脳を活性化させ、認知症の予防にも効果的とされています。


筋力トレーニングとステップ運動を続ける事により、3か月のシニアエクササイズで筋肉が7歳若返り、半年で10歳若返ると証明されたとの事です。


次に和歌山大学教育学部 谷口和也研究支援員による食事と運動について講義していただきました。


運動をするだけで良いというわけでもなく、そこに食事のバランスとタイミングにより、より効果的な筋力維持ができるという事が分かりました。


筋肉を維持するうえで最も重要な栄養素はタンパク質(大豆・チーズ・ささみ等)とアミノ酸です。


そして、食事は運動後すぐの摂取が大切であるとされています。


運動後すぐにタンパク質を摂取した人と、運動後2時間後にタンパク質を摂取した人とでは10%ほど筋力が違う結果が出ていたそうです。


以上の講義を受けて私は以前、岩出市のシニアエクササイズに同行させていただいた事がありますが、その際には知識も少なく、ただ単に体を動かす程度としか思っていなくて、今回研修に参加させていただき、どういった目的で、どのような効果があるのかということが十分に学ぶことができ、このような機会をいただき良かったと感じています。


今後、シニアエクササイズに関わることがあれば、今回学んだことをしっかり活かしていきたいと思います。

介護老人保健施設やよい苑HP

投稿者:事務所・大嶋
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