彌栄会オフィシャルブログ

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クリニック便り~第2の心臓~

2021-02-08 07:00:00 | やよいメディカルクリニック



心臓が全身に血液を送り出す、いわゆるポンプの役割を担う生命にかかわる重要な臓器であることは皆さんご存じでしょう。
生命維持だけでなく血液循環により組織の修復、体温調整、老廃物の運搬等も行われています。心臓は胸の中心に位置し、収縮と弛緩を繰り返すことにより全身に血液を送る働きを24時間年中無休で繰り返す人体随一の働き者です。
凄いですよね。

実は人のからだには第2の心臓と呼ばれる場所があります。
“ふくらはぎ”です。
ふくらはぎにはヒラメ筋と腓腹筋(ひふくきん)と呼ばれる大きな筋肉があり、これらは「立つ・歩く・走る」をバランスよく安定して行うために働く重要な筋肉です。
それだけでなく、これらの筋肉が伸び縮みすることでポンプの役割を果たし、足から心臓に戻る血液を押し上げる働きもあります。
心臓と連携して全身の血液循環を担っている、まさに第2の心臓と呼ぶにふさわしい働きぶりです。




運動量の低下や加齢などによりこの“第2の心臓”が痩せてしまっている方が増えています。
ふくらはぎの筋肉が弱くなっていませんか?
ふくらはぎが細くなっていませんか?

指輪っかテストという簡易的なチェック方法を過去記事で紹介しているのでご参照ください。
>詳しくはURLクリックで過去記事へ
クリニック便り~糖尿病とフレイル その①~ - 彌栄会オフィシャルブログ

筋肉量が減って細くなっている方は要注意です。
ふくらはぎの筋肉を鍛えましょう!
筋肉量が減るとポンプの力が弱くなり、血液の滞りが起こりやすくなります。
血液が滞ると足のむくみ、冷え性、こむら返りの原因ともなりうるので、これらの症状でお悩みの方は特にこれから紹介するトレーニングをお試しいただくことをおススメします。


自宅で今すぐできる超カンタンふくらはぎトレーニングをご紹介しましょう。



1、壁に向かって少し体を前に傾けて立ちます。
2、両手を壁につけ、両足は肩幅より少し狭い程度に開く。
3、かかとをしっかりと持ち上げてつま先立ちで一旦止まります。
4、ゆっくりとかかとを下ろします。

これを20回行い、1セットとします。朝・昼・晩と1日3セット程度出来ればGOOD!
継続して健康的な“ふくらはぎ”を手に入れましょう。

http://www.yaeikai.com/medical-index.html


投稿者:リハビリテーション科 理学療法士 脇田

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