彌栄会オフィシャルブログ

【彌栄会オフィシャルブログ】では、彌栄会の行事やお知らせ、役立つ情報などを随時更新します。

リレー・フォー・ライフ・ジャパン2014 わかやま

2014-05-29 07:00:00 | 介護老人保健施設やよい苑
平成26年5月24日(土)12:00から25日(日)13:00まで和歌山公園 砂の丸広場でリレー・フォー・ライフ・ジャパン2014わかやま(以下RFL)が開催され、彌栄会からも和田本部長を始め、多くの職員が参加しました。


RFLはがん征圧を目指し、がん患者や家族、支援者らが夜通し交代で歩き、勇気と希望を分かち合うチャリティーイベントです。
1985年、アメリカ・ワシントン州タコマで外科医のゴルディー・クラット医師がアメリカ対がん協会の活動資金を集めようと、得意なマラソンで寄付を募る為、24時間夜通し大学のトラックを回り続けたのが始まりです。
日本では2006年に茨城県つくば市で初めて開催され、2013年度は全国40以上の会場で開催されています。
世界では20ヵ国で開催され、世界中で毎年400万人以上が参加しています。


RFLにはCelebrate(祝う)。
がんの告知を乗り越え、いまを懸命に生きているサバイバー(がんの告知を受けたことのある方)、ケアギバー(サバイバーを支える全ての方)を讃え、祝福する。
Remember(しのぶ)。がんで亡くなった大切な人をしのび、追悼する。
また、痛みや悲しみと向き合っている人を敬う。
Fight Back(立ち向かう)。
がんに負けない社会をつくるために、一人一人ができることを考え、行動する。
以上、3つの世界共通のスローガンがあります。メインはリレー・ウォークで、「がんは24時間眠らない」、「がん患者は24時間闘っている」ことから、24時間交代で夜通し歩き続けます。


開会式で南出 尚美実行委員長から「はからずもがんになってしまった患者さん、愛する人を失った家族や友人達、治療に取り組んでくれる医師や看護師、関係者の方々。皆様が同じ目標に向かって協力し、がんと向き合うこのリレーフォーライフイベントを通して、がん患者支援の輪が広がり、がんに負けない心と社会ができることを願います。たすきをつなぎ、共に孤独と不安の夜を越え、希望の象徴である夜明けを笑顔で迎えましょう。」とのメッセージがあった後、ブラスバンドの演奏が始まり、サバイバーが最初の1周を回りました。
これは「サバイバーズラップ」と呼ばれ、がんの告知、闘病を乗り越えてこの日を迎えられた方々の命を祝福するという意味があります。その後は約20チームと個人合わせて約150人が、24時間交代で約130mのトラックを夜通し歩き続けました。


当法人の職員も和歌山県議会議員でRFLの実行委員でもある山下 直也先生と一緒にリレー・ウォークを行いました。





日が暮れる頃からはルミナリエセレモニーが始まりました。この灯りの一つひとつにがんに対する想いやがんで亡くなった大切な人へのメッセージ等が書かれており、読みいってしまうものもありました。





※写真は和田本部長のキャンドルバッグ。和田本部長の了承を得て、掲載しております。


エンプティテーブルは会場に来ることができなかった、またがんとの闘いの中、亡くなった人の席で、白いテーブルに空いた椅子を並べます。テーブル上には伏せられたグラスや一輪のバラが生けられた花瓶、一切れのレモンや塩がちりばめられた皿等が飾られており、それぞれ意味があります。



集まった寄付は公益財団法人日本対がん協会を通じて、プロジェクト未来、がん検診受診率アップ、若手育成奨学金、がん患者・家族サポート、無料電話相談等に使われます。


現在、日本人の2人に1人が生涯のうちにがんに罹患し、3に1人ががんにより亡くなると言われています。
私も今年で36歳になりますが、同年代やその親ががんになったと聞くことが多くなりました。
誰もががん患者、その家族になるかもしれません。
そうなった時、RFLでサバイバーががんばっている姿を見て励まされたり、がんで亡くなった大切な人をしのび、追悼することで、悲しみは和らいだりすると思います。


今回、和歌山県で初めて開催されたRFLに短時間ですが参加し、ケアマネージャーとしてだけではなく、個人としても色々感じることがありました。
例えば、家族を持つ自分ががんになったら、親ががんになったらどうするか、どう思うか等を考えました。
その感じたことを今後の人生に活かしていきたいです。

介護老人保健施設やよい苑HP

投稿者:居宅介護支援事業所 所長・谷所
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする