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ネコちゃんの自由

2017-08-31 22:39:24 | 日記
昨年の11月1日に娘が仔猫を買って来た。雌で、生後4カ月。ペルシャの純潔で美貌である。すぐにViViと名付けられたが、私は歯に隙間があってヴィの発音が出来ないので、ネコちゃんと呼んでいる。今までに飼った猫は3匹いたが、すべてもらいものの雑種だった。今度は良血である。競走馬で言えばサラブレッドであり、先祖はサンデーサイレンスかディープインパクトということになる。

ネコちゃんが来てすぐに私は、どこに自分の居場所を決めるだろうかと考えた。家には食卓用の腰かけ椅子が4脚あって、そのうちの1つは居間のテレビの前に置いてある。私は食堂で娘が使っている椅子を占領するのではないかと予想した。ネコちゃんは夜は娘のベッドで寝るから、娘の匂いになじむはずだからである。猫にも縄張り意識があることはこれまでの経験で知っていた。しかし、この予想は完全に外れた。ネコちゃんは4つの椅子の1つを選定することはなかった。居間のソファはスプリングが効いているのがおもしろいらしく、ジャンプ遊びはよくやっているが、そこを自分の場所と決めることはなかった。

今年の春になって、娘が、ネコちゃんの家を買って来た。高さは約2メートルで4階建ての形になっている。ここの最上階はかなり気に入っているようで、4階の部分の縁に顎をのせて2,3時間昼寝する日もある。だが、ここも本宅ではない。

ネコちゃんの特技は雲隠れである。毎日、朝も昼も夜も、家人が「ヴィヴィちゃーん」と声をあげて探している。簡単にみつかることはない。「呼べど答えず 探せど見えず」である。そのうちにどこからかネコちゃんがゆっくりと現れる。玄関の靴置き棚の下、何度のどこかあたりに秘密キャンプがあるようだ。ネコちゃんも自由が欲しいのだろう。自由の中で人間をからかうのがおもしろいのだろう。

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