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小(こ)

2020-11-29 18:05:16 | 日記
<小人数で、小一時間、小皿で、小まめに・・・>東京の小池知事が発表した、小宴の心得とでもいうべきものだ。都庁の小役人ならぬ立派な頭脳の人間が考えだしたのであろうが、ナルホドと思った。ポイントは<小一時間>にある。どこかの小料理店で3,4人で呑んだとする。50分ほど経って、ビール3本にお銚子2本を追加注文する。このとき、マスクの似合うお姉ちゃんに「もう小一時間過ぎましたから」と断られたらどうなるか。別の店へ行こう、となるかもしれないが、今夜はもう帰ろうとなるだろう。つまり、呑ん平に早く家路につかせるという意味で、ナルホドなのだ。

さっぱりよりも、小ざっぱり という方が、どこか清潔感が強く伝わることがある。たとえば老人の装いなんかがそうだ。短い白髪がきちんと裾刈りされていて、アイロンのかかった白襟のシャツとグレーのセーター、剃り残しのヒゲもない。いかにも奥さんの気配りの行き届いた・・・となると、ここは小ざっぱりとした感じ、と続けたくなる。

小生意気なんていうのも巧い言葉だ。変な理屈を並べているだけだと思うのだが、妙に説得力がある。若造だが弁が立つ。要するに癪に障るのである。会社で言うと、50人に1人ぐらい居る。イヤなのが小じゃれた、である。渋谷の裏通りを歩いていて、小じゃれた喫茶店が目に入って・・・などとテレビで小娘タレントが言うのを聞くと、哀れになる。ちょっとシャレた喫茶店と言えばなんでもないのに、わざと、小じゃれた。などと言う。冷たくしておいしくした果物に湯をかけて食べるような感じがしてしまう。

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