ＮＨＫ杯将棋は、森内俊之前名人が優勝した。終盤ギリギリのところで行方久史八段が秒読みに追われて慌てる場面が見られ、いわゆるユビ運が勝敗を分けたような気がした。 競馬はスプリングステークス。どう考えても６番と８番は４着以下に沈みそうになく、買い方は３連複での流し。結果はそのとおりで、他の１頭はキタサンブラック（１着）で、馬主は北島三郎さん。サブチャンが皐月賞で忙しくなるだろう。スプリングステークスの配当は11.9倍。 大相撲は本割で、照ノ富士が勝ち、結びの一番で兄弟子の日馬富士が白鵬に勝てば、決定戦というところまで行ったが残念。 夕方から、義弟の家で、彼岸の会（昨年の３月19日に義妹が他界していて、その追悼もある）が開かれるので、次女も来て、ついでに散髪してもらう。私は留守番で早めに入浴、晩酌、早めに就床。 株は２万年（日経平均）に向けてペダルを踏んでいる。そう簡単には踏み上げ相場にはなたないと思うが、先週末のニューヨークダウ、ナスダックも高く引けているので、明朝の東京マーケットも上げで始まるのではないか。
「見よ東海の空明けて 旭日高く輝けば…」私と２人の友達が唄い、その少し前をAさんのところの爺ちゃんが脚を引きずりながら杖を頼りに歩いて行く。私達が唄う『愛国行進曲』のメロディはなぜか爺ちゃんの跛行のリズムにぴったりだった。やがて私達は爺ちゃんに追いつき、追い越すと爺ちゃんはニコニコ顔で手を振った。 それは毎度の事だったのだが、家に帰ると叔父（このブログによく出てくる私のヒーロー）が玄関に出てきて、「靴は脱がなくていい」と言い、私が「？」の顔になると、「すぐにAさんのところへ謝りに行くんだ」とちょっと恐い表情になった。「ああ、やっぱりな」と私は思った。爺ちゃんの応援歌のことは「こんなん、ええんやろか（こんなことをしいていいのだろうか？）」と時々考えたりしていたからだ。Aさんの家に着き、爺ちゃんが顔を見せると、叔父は「うちの子が、大変な失礼をいたしました、よく叱っておきましたので、もう二度とあのような真似はさせません」というようなことを言った。もちろん私も「ごめんなさい」と大きく頭を下げた。 爺ちゃんは、いつもの笑顔で「爺ちゃんだって、あれで元気が出るんだ」と答えた。軍国調の行進曲は敗戦とともに消え、しばらく経って復活したのがパチンコ店の「軍艦マーチ」だった。「見よ東海の空明けて～」は今も聞くことはない。腰痛の私がステッキで歩くとすれば、あの曲は、やはりぴったり合うんだろうなと思ったりする。