森の中のティータイム

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犬猫の殺処分は「ざるで水をすくう」のと同じ

2021-10-02 | 動物
「犬猫殺処分ゼロ」を目指して活動されているNPO Tier Heim KOKUAさんから、キャンペ
ーンを広める新たな活動に「協力」のお願いメールがきました。

国際基準に反するCO2を使用して、犬や猫たちに恐怖と苦痛を与えて殺処分する日本の殺処
分制度を廃止させるべく、国と関係省庁、政治家、殺処分機を所有する地方自治体に対して
「日本の殺処分機の廃止」を求める署名アクションを立ち上げられたとのことです。
以下、主な内容です。

日本の動物愛護センターや保健所という施設は、海外にあるような終生飼育が出来る動物た
ちのサンクチュアリではありません。この施設のほとんどが「殺処分施設」です。

この施設に収容される犬猫の数は地域によっても大きく違いがあり、中には毎日、犬猫たち
が泣き叫び、200頭~300頭近く収容されている施設もあります。
1日1回も誰からも声をかけられることもなく、たった1秒たりとも体を撫でてもらえるこ
ともなく今、皆さんがこの文章を読んでる瞬間も殺処分の恐怖に怯え、曖昧な基準のもと殺
され続けています。


日本全国には私たちと同じように犬猫を救い続けているボランティア団体や個人がいます。
この問題に関わる多くの人間が救っても救っても、その反面にいる無責任で身勝手にペット
を捨てる人間や金儲けの為に、ペットの生体販売を行う悪質なブリーダーたちが犬猫を繫殖
し続けては使い古しのゴミのように使えないと判断した犬猫を捨てる金儲け主義のブリーダ
ーが多く存在することで常に施設は、生きる場所を失った犬猫たちで溢れかえっています

私たちは、この地獄の殺処分施設から1匹でも多くの犬猫を救いたいと奮闘していますが、
感情だけで命を救う事は出来ません。日本全国すべての犬猫を救い出したくても、レスキュ
ー出来る数には限界があります。助けたくても助けられない命が今も多く存在しています。

動物愛護団体に引き出されなかった犬や猫たち、一般譲渡されなかった犬や猫たちは、地方
自治体の決めた期限になると、犬や猫に配慮することなく恐怖と不安を与えながらCO2ガス
室へ追い詰め、狭いステンレス製の処分機の中でCO2を流し込み、更なる恐怖と苦しみを与
え、15分もの長時間をかけて大量に殺処分します。

この処分方法は、とても安楽死させているとは言い難い残酷な処分方法であり、現在の日本
の動物愛護法では「殺処分は国際基準に沿って行わなければならない」と示されている法律
にも反している現実であります。

これは、NPO Tier Heim KOKUAが独自に調査してきた結果ですが、殺処分機のランニングコ
ストは、都道府県により処分機の台数、処分の頭数等のバラつきはありますが最低でも年間
800万円かかると言われています。最低800万円以上ということは常時稼働していた場合、年
間1000万円以上は超えていると容易に想像できます。

最低でも800万円以上というこの大金は、私たちの血税により支払われているのです。真実を
知り驚く方も多いでしょう。私たちが収めている税金の使い道すら明らかにされないと言うこ
とは許されることなのでしょうか?自分たちの税金は自分たちの意思とは真逆の事に使われる
事は許せることではありません。

環境省の最新データによると、2019年度の日本全国の殺処分数は32,743匹(犬猫合
計)』にも及びますが、実際は譲渡の見込みがないなどの理由により処分された犬猫の数はカ
ウントさせないルールとなっている為、実質の数は実際の合計数を上回っています。

東京都を含め日本の地方自治体の中には、殺処分ゼロの目標を達成したと胸を張って公言して
いる自治体もありますが、この実績は単なる数字のマジックであり、数字上にカウントされな
かった命たちは自分が生きてきた証となる1という数字さえも残されずに殺処分
されている現
実があります。

現在、日本で行われている主な犬猫殺処分の方法には、主に2種類あります。
1つ目は「CO2(二酸化炭素)による窒息死」。
2つ目は「薬物投与による処分」
その他、餌の中に毒を入れて処分する地方自治体もあります。

現在、薬物投与による殺処分が最善とされていますが、この方法は時間の経過とともに犬・猫
は体の自由を奪われ倒れ、目を開けたまま昏睡状態にはいります。その状態で筋弛緩剤を打つ
ことで命を絶つというものです。しかし、酸素が体に行き渡らなくなる際に体が何度も痙攣す
るそうです。このような方法が本当に安らかな安楽死と言えるのでしょうか?

まだ十分に生きられる命を収容施設がいっぱいだという安易な理由などで、多くの尊い命を殺
処分し続けて行くことは非人道的でありサステナビリティのある倫理的、かつ合法的な対策と
は言えません。

又、殺処分機を稼働するということはCO2を使った犬猫殺処分を繰り返す事となります。CO2
は、地球温暖化や環境破壊に繋がります。殺処分機を稼働させない、廃止することにより、犬
猫たちの命を救い、国が掲げる「CO2削減」にも良い効果を伴わせることとなります。

時代の変化と住民の意識向上、地方自治体の努力で動物愛護後進国と言われる日本の中にも実
際に、この悪魔の殺処分機を独自に廃止させた地方自治体もあります。1つの地方自治体
に出来たことは必ず全国でも出来るという事です。

全国の殺処分機を所有する施設は前例に倣い、殺処分機を廃止して下さい。国や政治家は犬猫
たちの殺処分をこの国で行うことを止めさせて下さい。
の国に納税している私たち国民は、日本で犬や猫たちを殺すために税金を使うことを承諾し
ていません。
むしろ、私たち納税者は自分たちの税金で犬猫たちの殺処分を行っているという
事実さえ知らされていません。

日本国民として、この国を支えている納税者として望むことは「ペットの殺処分」という安易
な選択をするのではなく、命を生かす選択のために大事な税金を使って欲しいのです。
「殺処分機の廃止」に向けたアクションにご賛同いただける方は、署名へのご協力をお願いい
たします。

あなたの1つの署名が小さな命を救うための大きな力となります。
署名開始日:2021年9月20日
ご協力頂きました皆様のご署名は責任を持って、関係省庁などへ提出致します。

   (長くて済みません;これでも読むのが辛い部分は省きました;)

私は、個人的に餌やりをした野良猫ちゃんを捕獲・避妊手術・リリースしたり、里親探しをし
た経験から、罪のない命を増やしては殺す結果になることを根本的に絶たないと、これらの問
題は解決しないと思っています。悪質なブリーダーや安易に飼育放棄する人間を野放しにして
いることで、殺処分は行われ続けています。まるでざるで水をすくうような、税金の無駄遣い
です。

一日も早く、行政主導で、全ての野良猫に「避妊去勢手術」を進め、終生ボランティアが責任
をもって餌やりを認めることで、殺さずにこれ以上の不幸な動物を生み出さない事が可能です。
しかし、これらにはもう少し時間がかかりそうです。それまで、このような残酷な方法で日々
殺処分が行われていることに、一人の人間として心が痛みます。賛同いただける方はご署名
お願いします。

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