森の中のティータイム

離婚を経験し子供達も独立 
暮らしの小さな発見をノートに。

行き過ぎた「拘り」の正体

2018-07-05 | 環境・健康
この二か月間症状がでなかった「副鼻腔炎」が、ここへきてまた酷くなりました。
どうやら「夜眠れない」というのが、この病気には一番響くようですが、逆に副鼻腔炎の悪化で呼吸が
苦しい時にも不眠状態になるので、悪循環です。

私にとって不眠はストレスが最も大きい原因ですが、若い頃には不眠になるよりも「円形脱毛」だったり
「お腹の調子が悪くなったり」ということが多かったように記憶しています。
そしてこの数日前、私にとってストレスというか、悩ましい出来事がありました。

それは自分自身のことではないのですが、職場のGさんのことでした。仲良しのMさんは最近「アンガーマネ
ージメントが必要だわ」などと自分自身で言うほど職場のアレコレに「イラつく」ことがあるらしく、先日
も「私、Gさんに言いたいことがあるから、〇〇さん(私のこと)、言い過ぎてたらまた『どうどう』って
止めてね」と頼まれたのです。(彼女は私が傍で制するときのことを、いつも「どうどう」と表現します・笑)

彼女は陰でGさんのことについてアレコレ言っている人の話と、自分自身も感じているらしい不満を、
私の目の前でGさんにぶつけました。彼女は正義感も強く、不満を黙っていられない性格も私は好きでした。
ただし、このGさんについては私は庇いたい気持ちを持っているということを、彼女は知っていました。

Gさんは、全身の肌に女性にはとても辛い「重大な症状」を抱えていました。
それはもはや「悩み」と呼べる範囲では表現できない程の状態で、そのことについて他の人が触れることさえ
躊躇してしまうほどのものでした。そのせいで夏でも長袖を着用し、一時も塗り薬が手放せないようでした。

それでも、Gさんが前向きで誰よりも真面目であることは皆の認めるところでしたから、ある作業が他の人よ
りかなり時間がかかってしまい、いつもそのしわ寄せが他の人に回ってしまうらしいことが(私は時間帯の違
いからあまりその件に関わらないので)彼女の唯一の問題だと思っていました。
私を含め、それぞれに苦手部分はあるので、その他のGさんの誠実な仕事ぶりに、努力すればその作業ももう
少し早くできるようになると思っていたのです。

他の部分ではよく気が回り、知識欲も豊富なGさんなのに、このことについてはあまり気にしていない様子
だったので、さりげなく「私も完璧ではないけど、スピードアップも一緒に頑張りましょうね」と度々話し
ていました。Gさんも、「頑張ります」とか「〇〇さんにはいつも気にかけて戴き、有難うございます」など
個人的にメールをくれていました。 時には好きな音楽や映画の話で盛り上がることもありました。

それでもなかなか改善がみられず、それが上司の知るところとなり、Gさんは再三個人的に指導を受けて
いました。Gさんより後から入社した人が簡単にクリアできているのにも拘らず、この件に関しては彼女に
全くの前進がないらしく、私が思っていた以上に困難を極める状態のようでした。
そうして今回、Mさんが「アドバイスを無視している」と感じて問い詰めてしまったらしいのです。 

Mさんが彼女の答えを待つ間、私は沈黙する彼女に「何か気になることが在って作業の手が止まってしまう
んだったら、それを解消することが大事だよね?」と途中聴きだそうとしました。が、彼女からの明確な答え
はありませんでした。その夜遅く、彼女からメールで核心に触れる言葉がありました。「子供の頃から、人よ
り行動が遅いと言われてきました。皆さんと同じことができるよう頑張っているつもりでしたが、これ以上
頑張れるか自信がありません。今回、かなり追い詰められました」と。

「〇〇さんが助けてくれたことが救いでした」と付け加えられていたけれど、私は正直Gさんが辞めてしまう
のではないかと思う以上に、そうなったときのMさんの立場も心配でフォローしたに過ぎません。
でも、もし自分が彼女の立場だったら・・と思うとまさかの事態も想定されて不安が増しました。
私は彼女の外見について、陰であれこれ言うことだけは嫌でしたが、だからこそ仕事のことで悪口を言われない
よう努力して欲しいとも思っていました。でも、もしそれが病気であるなら、そんな簡単なことではありません。

私が「何か気になる事があって作業の手が止まるの?」と、Gさんに訊いたのは、実は先日目にしたある「病気」
についての記事が、彼女の症状に当てはまるのでは?と感じたからでした。
以下リンクします。↓ 
    「強迫性障害」

作業中断の際、彼女はよく事務所の椅子に座って調べものをしたりノートに記入したりしていて、そのために
作業の優先順位をコントロールできていないのではと、度々感じていました。
この件については、私の想像の範囲なので、アドバイスできるほどの知識もないのですが・・。
年齢を重ねるほど投薬量も増えるらしく治療困難になるとのことでしたが、彼女の将来に少しでも光が差せば嬉し
いと思うのです・・。


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似たような事 (森おばさん)
2018-07-06 09:51:12
おはようございます🎵いつも優しいアドバイスありがとうございます。
実は私も以前似たような事がありました。同じ職場のMちゃんは 誰よりも元気に挨拶してくれるような人で仕事への意欲も感じられました。持病があったけれどそれを抜きにして頑張っていました。でも少しずつ仕事のスピードや覚えに問題が出てきて 直接関わる人たちから不満が聞こえるようになり それは仕事の問題を離れ それを注意されたときのリアクションや彼女の性格の良し悪しに皆が疑問を持つようになり始めました。私は直接の関わりに少し距離があったので両方から話を聞いていました。回りにはうまくいく方法をなんとか探してみたらどうかと話し Mちゃんには何がいけないのか言葉を選びながら話したつもりでした。
結局溝は深まるばかり… Mちゃんは発達障害があり人とのコミュニケーションが難しい。というのは皆分かってはいたのですが だから。対策があるわけではありません。
そばで見ていてもどちらも可哀想な状態で Mちゃん自身が特にこの職場に拘りがないなら別の種類の職種の方が 楽しく働けるのではないかと思うようになりました。
彼女に限らず誰だって自分の持っているカードで生活していかなければならないのだから 努力では補えないこともあるのかもしれないと感じてしまって…
もちろん私が偉そうに言う立場ではないことも分かってはいたけれど こだわりは人それぞれなので そんな考えもあるかな?と…
どうなったかと言うと Mちゃんの孤独はあるひとりに絞られて行き 執着へ繋がって行きました。 それが原因で職場を去って行きました。 今でも どうすれば良かったのか答えが出ません。 障害を持つ人を差別することはあってはならないことだけど その症状はそれぞれで 対処が見つからないのです。
もう少しオープンに話せる環境や専門的なアドバイスがあったら違ったのかな?と今でも振り返ります。~⤵
Wildroseさん、あまりストレスを抱えませんように…⤵
良いことも悪いことも全てその人其々の誰のものでもない軌跡だと思います。
返信する
仰る通りですね・・ (wildrose)
2018-07-07 09:27:44
私が悩んだところで、彼女自身が選び取ることだと思いながら、
この年令になり、良きにつけ悪しきにつけ様々な経験を経て
つい余計なお世話をしてしまうものです(笑);
でも所詮、彼女の人生は彼女のものですものね。

実は私も初めは発達障害を疑いました。
少し前に辞めた女性が、色んな職を転々としてこの職場に来たのですが、
機関銃のように自分のことばかり喋り続け、人の話を全く聴かないので
当然、同僚たちからも疎ましがられていましたが、それに気づくこともなく
結局Gさんのしわ寄せが自分に来るのが嫌だと上司や同僚全員に言って(!)辞めてしまいました。
早くから、彼女は間違いなく「発達障害」だと気付いていた私は、
彼女に「悪気があるわけじゃない」事を、ことあるごとに周囲になだめるように話していました。
それでも彼女は、一度習った仕事はちゃんと出来るようになるので、
少しずつ周囲からも認められ、安心していたのですが・・。

ただGさんの場合はアドバイスしても自分のやり方を変えず(反抗的ではないのですが)
改善が見られないので少し違っているように思えました。
全身症状もそれに繋がっている気がしてなりません。

彼女は40歳で独身。「我が道を行く」タイプ。それが時と場合によって人と関わる上で協調性の無さに感じられ
おなじB型人間としては、彼女特有の気配りも、空回りしているように思えて、
そこも気の毒に思えるのでした。
ただ、私がこれ以上深く踏み込むことが良いことなのかどうかを考える上で、
森おばさん様の職場のお話は、判断のヒントにもなりました。
このようなデリケートな問題にコメントくださり、有難うございます☆

大雨、どうかそちらで被害がありませんように☆
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