この数日、メディアで「復興庁官僚」がツイッター上で呟いた暴言が話題になっている。
この人の数々の「暴言」はともかく、彼が言う「左翼」とはどういう人を指しているの
か遡ってツイートを読み解いてみると、少しだけこの人の人間性が見えてきた。
近年「ネトウヨ」という言葉を耳にする機会が増えたのも、ネットを通して一部の若者
に広がった「右傾化」が著しいからだと思う(wikiによれば、彼らの特徴としては「外
国人、主として朝鮮人、中国人に対する人種差別的・排斥的を含めてネガティブな発言
を行う者」などとある)
本来「右翼」とは、これもwikiによれば「戦前の日本からの保守・右翼は戦後GHQにより
公職追放を受けた。しかし、朝鮮戦争の発生に伴い日本を“反共・封じ込めの防壁”化す
るために政策が転換された、いわゆる逆コースに伴い、旧軍人や活動家を中心に「右翼」
が復活した。
現在の日本における右翼のイメージは、軍歌等を大音量で流しながら黒塗りの街宣車で
街宣活動を行う、暴力団系の街宣右翼に代表される。これらの暴力団系の右翼団体を
「暴力団の隠れ蓑か営利組織であり本来の右翼ではない」という否定的ニュアンスで
「右翼標榜暴力団」「似非(えせ)右翼」と呼称する場合もある。
(中略)
なお現在の日本の右翼の活動としては“日本を不当に批判する”歴史観(自虐史観)とみ
なしたものへの批判、大韓民国(朝鮮民族及び在日朝鮮人の犯罪や反日教育、韓国起源説
竹島等々)や中華人民共和国(中国共産党や尖閣諸島等々)といった日本と衝突すること
の多い国への批判、中道左派政党・左翼政党(民主党・公明党・生活の党、日本共産党・
社会民主党)・マスコミ・労働組合・市民団体・新左翼・新宗教への批判が挙げられる」
とある。
この度の騒動でこの官僚の処分が早々に決まったのも、与党である自民党が「右翼的」
であるとのイメージを払拭したいという意図があったからという人もいる。
実際、この官僚の発言は「ネトウヨ」と同等であり、先の橋下氏と同様に「人を蔑む」
人格を顕わにしているように思える。
対する左翼とは、同じくwikiでは
「左翼と呼ばれる勢力には、多かれ少なかれ根底には専制政治や弱肉強食的な資本主義に
対する懐疑がある。左翼は平等、労働条件の改善、社会保障、福祉、平和などを追求する
場合が多い。」との記述がある。
私のイメージの中で「右翼的な考えを持つ人と対極にいる人」で、リベラル思想を中心
に、多くはインテリと言われる学者や文化人などの知的層がそれに類するという認識が
あり、総じてその考えは正しく一般的知識を持つ人にとっても理想とするものが多くあ
った。
もっともそれらの人たちを「左派」とは呼ばず、ましてや「左翼」などとは全くもって
言われることもなかったように思う。私の周囲でもその考えに傾倒する人が多かったし
今でも反原発を支持する友人の方が大方であり、その友人の一人から先日「ねぇ詰まる
所、左翼って何?」と訊かれたばかり(笑)
なので近年、正論を語る人々を「左翼」呼ばわりしたり、良識を持とうと言えば「お前
は在日か」などと言う一部のネット上の傾向を、危険極まりない気がしてみていた。
「国家の名のもとに押しつけられた戦争で苦しんだ世代」を知らない若者を煽り立て
陰で操る組織的な何かがあるのでは?と疑う人も多い。
でなければ、彼らが左派と呼ぶ人たちの主張する「社会保障、福祉、平和、労働条件の
改善」を潰そうとする意味が、私には解らない。
若者の多くが就職難に喘ぎ、不当な雇用に苦しんでいるはずの今、安倍さんの「弱者切
り捨て?」と思える大手企業偏重の政策方針を彼ら(ネトウヨ)は、これまで全く批判
などしないのだから首をかしげたくなる。
けれどもこの騒動の主役である官僚は、彼らとは少し世代が違うはず。
それでもかの橋下さんと同様、公僕として確固とした理念の無い人ほどネット上では
無意識下で思想的影響を受けやすいのかもしれない。 たとえば10歳違うだけで私が
思うよりずっと「戦争の真実を知らない世代」だということは確かだろうから。
この人の数々の「暴言」はともかく、彼が言う「左翼」とはどういう人を指しているの
か遡ってツイートを読み解いてみると、少しだけこの人の人間性が見えてきた。
近年「ネトウヨ」という言葉を耳にする機会が増えたのも、ネットを通して一部の若者
に広がった「右傾化」が著しいからだと思う(wikiによれば、彼らの特徴としては「外
国人、主として朝鮮人、中国人に対する人種差別的・排斥的を含めてネガティブな発言
を行う者」などとある)
本来「右翼」とは、これもwikiによれば「戦前の日本からの保守・右翼は戦後GHQにより
公職追放を受けた。しかし、朝鮮戦争の発生に伴い日本を“反共・封じ込めの防壁”化す
るために政策が転換された、いわゆる逆コースに伴い、旧軍人や活動家を中心に「右翼」
が復活した。
現在の日本における右翼のイメージは、軍歌等を大音量で流しながら黒塗りの街宣車で
街宣活動を行う、暴力団系の街宣右翼に代表される。これらの暴力団系の右翼団体を
「暴力団の隠れ蓑か営利組織であり本来の右翼ではない」という否定的ニュアンスで
「右翼標榜暴力団」「似非(えせ)右翼」と呼称する場合もある。
(中略)
なお現在の日本の右翼の活動としては“日本を不当に批判する”歴史観(自虐史観)とみ
なしたものへの批判、大韓民国(朝鮮民族及び在日朝鮮人の犯罪や反日教育、韓国起源説
竹島等々)や中華人民共和国(中国共産党や尖閣諸島等々)といった日本と衝突すること
の多い国への批判、中道左派政党・左翼政党(民主党・公明党・生活の党、日本共産党・
社会民主党)・マスコミ・労働組合・市民団体・新左翼・新宗教への批判が挙げられる」
とある。
この度の騒動でこの官僚の処分が早々に決まったのも、与党である自民党が「右翼的」
であるとのイメージを払拭したいという意図があったからという人もいる。
実際、この官僚の発言は「ネトウヨ」と同等であり、先の橋下氏と同様に「人を蔑む」
人格を顕わにしているように思える。
対する左翼とは、同じくwikiでは
「左翼と呼ばれる勢力には、多かれ少なかれ根底には専制政治や弱肉強食的な資本主義に
対する懐疑がある。左翼は平等、労働条件の改善、社会保障、福祉、平和などを追求する
場合が多い。」との記述がある。
私のイメージの中で「右翼的な考えを持つ人と対極にいる人」で、リベラル思想を中心
に、多くはインテリと言われる学者や文化人などの知的層がそれに類するという認識が
あり、総じてその考えは正しく一般的知識を持つ人にとっても理想とするものが多くあ
った。
もっともそれらの人たちを「左派」とは呼ばず、ましてや「左翼」などとは全くもって
言われることもなかったように思う。私の周囲でもその考えに傾倒する人が多かったし
今でも反原発を支持する友人の方が大方であり、その友人の一人から先日「ねぇ詰まる
所、左翼って何?」と訊かれたばかり(笑)
なので近年、正論を語る人々を「左翼」呼ばわりしたり、良識を持とうと言えば「お前
は在日か」などと言う一部のネット上の傾向を、危険極まりない気がしてみていた。
「国家の名のもとに押しつけられた戦争で苦しんだ世代」を知らない若者を煽り立て
陰で操る組織的な何かがあるのでは?と疑う人も多い。
でなければ、彼らが左派と呼ぶ人たちの主張する「社会保障、福祉、平和、労働条件の
改善」を潰そうとする意味が、私には解らない。
若者の多くが就職難に喘ぎ、不当な雇用に苦しんでいるはずの今、安倍さんの「弱者切
り捨て?」と思える大手企業偏重の政策方針を彼ら(ネトウヨ)は、これまで全く批判
などしないのだから首をかしげたくなる。
けれどもこの騒動の主役である官僚は、彼らとは少し世代が違うはず。
それでもかの橋下さんと同様、公僕として確固とした理念の無い人ほどネット上では
無意識下で思想的影響を受けやすいのかもしれない。 たとえば10歳違うだけで私が
思うよりずっと「戦争の真実を知らない世代」だということは確かだろうから。