森の中のティータイム

離婚を経験し子供達も独立 
暮らしの小さな発見をノートに。

意外にも好きな海外ドラマ

2012-04-09 | 映画ドラマ
このところ、以前にも増して海外ドラマをたくさん観ている。
CSではもうすぐ「デクスター シーズン6」も始まる。
副題に「警察官は殺人鬼」とあるように、主人公デクスターは
警察官でありながら、次々に残虐な手段で人の命を奪う殺人鬼でもある。

美しいイギリスの田舎町などが舞台のドラマや映画が大好きな私が
この惨忍なシーンも多いドラマを見続ける理由は何だろう。
ひとつは、ストーリーにグイグイと引き込まれる魅力があるからと
時折はさまれる主人公の呟きの中に、自分と同じような迷いや疑問など
彼に、見ている側がつい味方をしてしまう「フツウ感覚」があるからかもしれない。



殺人の手段はともかくも、自らを生まれながらの「怪物」だと嘆きつつ、
その動機はいつも、限りなく人間的な「正義感」のようなものに動かされた
衝動によるもの。
もちろん、どんな理由があろうと現実には殺人を正当化するなどあり得ないし
この物語をあくまで「ドラマ」として楽しめない人や子供さんにはお勧めできないけど。

明るいマンドリンのような音色の演奏をバックに流れるオープニング映像は
果物をカットするシーンや目玉焼きを作るシーンと同時にただ肉を焼くだけ
なのに、見方を変えればある意味かなりグロテスク。 ここだけ見ても
ビジュアル的にかなり凝った作りなので、このドラマの作り手のセンスに
脱帽する。

そしてもう一つの作品は、残念ながら第2シーズンが終わってしまって
秋まで待たねばならない「ウォーキング デッド」
デクスターと同じように、初めは「絶対に嫌」と受け付けなかったほど
毎回グロテスクなシーンが何度かあるのに、それを上回るほどの「生きたい」
と切望する「人の究極の希」を自分も追体験するような凄味があって、目が離せなかった。

当初娘から「バイオハザード的なのは、お母さん興味ないやろ?」と訊かれて
「なんだ~そんなのならダメだわ」と思ってたのに、「全く違う」作品で
見事ハマってしまった(笑)
(少し遅れての放送が、今無料で放送中のBS Fox238でやっているはず)

調べてみると、米紙「ウォールストリート・ジャーナル」の女性批評家も
「パイロット版(第1話)は私のようなゾンビ嫌いの者をも、惹きつける素晴らしい
作品に仕上がっている」と高く評価したとあり、事実シーズン2の第10話の放送が、
地上波で放送している番組も含めた60分ドラマ・シリーズの中で視聴率第1位を獲得したという。

ドラマではないけど昨日見終えた映画「エスター」も、Mariaさんのブログ
感想を拝読した後観賞し「怖さとハラハラ」を満喫できたちょっと一味違った
スリラーでした。怖いもの好きの方には、コレ私からもおススメです。
(ちなみに感受性鋭い長女が途中で席を立ったので、そこで一度止めました;)

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