森の中のティータイム

離婚を経験し子供達も独立 
暮らしの小さな発見をノートに。

もう一年

2012-03-12 | 動物
震災から一年経った昨日は、テレビでも一日中報道番組が組まれていた。
昨日の映像は沢山観ていないけど、この一年の間、あの日のことを考えない日は
一日たりとも無かった気がする。

あの直後、失われた多くの方々や動物の命は救えなかった私にも、目の前の救える
命があるなら・・と、小太郎を拾った。
今ではこの子の寝顔が逆に私を救ってくれている。

こんなに遠く離れた私でさえそうなのだから、現場にとどまっておられる人たち
にとっては、どれほど厳しい日々だったことだろうかと胸が痛む。
日常を取戻すことや平穏な暮らしそのものが、そこに暮らす人たちだけでなく
いつの間にかこの国に住む人全ての、一番の願いになっていた。

けれども報道番組の中では「休止原発の再稼働について、安全面を最重要課題と
しながら、近隣住民の皆様にご理解を得ていきたい」などと語る国側の発言が。

1.5倍速で観たばかりのこの映像で、原発はひとたび事故が起きるとその処理に
何十兆円ものお金が消えていくだけでなく、決して元に戻せぬ状態となるものだ
と改めて認識したばかりだった。存在するだけでも人の命がそれにより日々脅か
されるなら、それは「有害」以外の何物でもない。

最後に現地に住む年配女性が
「時が過ぎて忘れる『絆』なんていう安っぽい言葉なんか使わないでほしい」と
語った。
本音だろうな・・と胸に突き刺さる。
忘れないでずっとこの人たちの暮らしを支え続けなければ

※この日記を綴ったあと、自分に何ができるだろうと更新ボタンを押せずに
 PCを閉じていました。
 でも昨日友人と11日の話をしたあとに、この日記に含まれている動画を
 彼女にも観てもらおうと、改めて投稿することにしました。
 なのでとんでもない時差が生じた形になりましたが、gooさんのせいでは
 ありません;
 それにしても、ちゃんと記憶してくれるこの「自動保存」という機能すご~い@@;
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