森の中のティータイム

離婚を経験し子供達も独立 
暮らしの小さな発見をノートに。

ご無沙汰でした

2010-12-13 | マイケル・ジャクソン
更新しませんでしたが、生きてます(笑)

先週土曜日。
姉と二人、ある商業施設の地下に駐車して最初に入った階上の店舗で
「YOU ARE NOT ALONE」が流れていたのでしばらく聞き入り、その後
駅方面に向かおうと表のデッキに出てみると、今度は大音量で
「HOLD MY HAND」が。
何だよ~これ!

気持ちの良い風の中で聴くと、心に沁みわたって泣けてくる。
更に、駅を過ぎて入ったデパートでもまた「HOLD MY HAND」が!
一体何度泣かそうというのか。

一方で、レコード会社の宣伝力ってすごいなーと、改めて思う。
あの当時(ソ●ーウォーズ前)、マイケルの思惑と違う曲を
会社側がファーストシングルとして強要したり、そのために急ごしらえで
作ったSFに投じた制作費(マーロン・ブランドを起用したため、
マイケルの意思で巨額のギャラが支払われたという)を、全額マイケル負担としたこと
などを思い出す。


ソ●ーとマイケルが半分ずつ所有していたビートルズの版権を含むカタログを
全て会社側が手に入れるために、会社が故意に宣伝を控え、代わりにあれこれと
悪評をたて失墜させようとしたと囁かれたことを、規模が天と地ほども違う
この度の大宣伝が、裏付ける。


そんなことの後でも、マイケルは才能ある若いアーティストと組んで、
沢山の曲でコラボしたり演奏させたりラップを入れたりしたけれど、
エイコンはこの曲をレコーディングした時に、自分とのデュエットが
マイケルの最後のデュエットソングになるなんて、思ってもみなかっただろう。

絶望の時でも、人と心を通わせ希望を持とうという気持ちを呼び覚ましてくれる
この曲が、私はとても好きだけど、あの当時も、私たちは流出したこの曲を
大喜びで(ご免なさい)聴いて、発売を待ち望んだ。
けれどいつになっても、リリースはされなかった。

去年からは、大きな光と希望が閉ざされたかのような時間の中にいる。
幾度も幾度も、振り払おうとどんなに努力しても、悲しみの中に漂うような
時が戻ってくる。
こうしてアルバムが発売すると聞かされても、もうあの歓びとは違う。

人々がイベントに浮かれていても、どこか虚しい。
マイケルを尊敬してくれる人が増えることだけが、嬉しいことかな。
私はマイケルを失ったことで
「慟哭」という言葉を、初めて実感できたのだと思う。


追記:ファンのブログを探していたら、これに関してこちらに興味深い記事がありました。
   下の方に、レコード会社との確執が載せられています。
   当時のことをご存じない方に、ご参考まで。
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