森の中のティータイム

離婚を経験し子供達も独立 
暮らしの小さな発見をノートに。

一流の人

2009-11-18 | マイケル・ジャクソン
このところ、Yahoo!映画レビューをチェックするのが日課だ。
マイケルに関するマスコミ報道のいい加減さに憤り、また
それを信じた自分を恥じるという感想が最も多く、それらを
読みながら、少しずつだけれど癒されていく自分がいる。

長年続いたマイケルバッシングの間、残ったファンの心も
ズタズタだった。
周囲の人からは、嘲笑を含む言葉を浴びせられ、説明するのにも
疲れ果て、本当に苦しかった・・・。

彼を見てさえもらえれば、余程の勘の鈍い人でない限り、
どんな人かを判断できるのにと、ずっと信じてきた。
でもそれがこんな動機で訪れるのなら、望まずにいれば
良かったのかと、思わないでもないけど・・。

あの映画で見ることが出来るのは、ほんの一部のマイケル。
それでもこんなに多くの人が、彼を誤解していたと言っている。
この映画に、これまでのドキュメントを入れなかったことや
解説を入れなかったことを、残念だという向きもあるけれど、
それらを知ろうと思えば、今はネットで何とでもなる。

私は、オルテガさんの手法は正しかったと思う。
マイケルのリハーサルそのものを見せるのだという
徹底したマイケルへのリスペクトと、作品に対するプライドが
見ている者を、その場に引き込んでいく。

彼もまた「演出のマエストロ」なのだと思った。
(二つ前の記事のコメントで、Mariaさんのブログへのリンクから
TIIの感想をチェックされるとわかります♪)

先週3度目の鑑賞をして帰った私と入れ替わりに、会社帰りの娘は
また一人で観てきたらしく、その後に二人で話したことは、
たとえ一流のアーティストとか巨匠に成れたとしても、
彼のような「一流の人」には誰もがなり得るわけじゃないということ。


あの映画だけではわからない、それを証明する様々なエピソードを、
これから、この映画を観た人たちが知ってくれたら・・・
なぜ、強面のラッパーや大の男までもが、彼を「天使だった」と
言いたがるのか、知って欲しい・・。
それが、多くのファンの願いだし、それが最高の癒しにもなる。

奇しくもこの月に、93年の事件で告発した少年ジョーダン
チャンドラーの実父、エヴァン・チャンドラーが拳銃自殺したと、
今朝報道された。

ファンの呪いだと囁かれているらしいが、私から見れば
呪う価値もない最低の人間・・。死人にムチ打つのは
良くないけれど、この人にそんな情けはかけたくないのが
正直な気持ち(神よお許しを・・)
コメント (2)