西邑楽高校での学校キャラバン
10月5日西邑楽高校での学校キャラバンに参加しました。学校の近くにはぐんま絹遺産にも登録され大泉文化村資料館として使われている旧対比地家住宅がありますが、当日は月曜日休館日で内部は見ることが出来ませんでした。
当日はT比地伝道師、N田伝道師、Y田伝道師、Y沢伝道師が活動しました。
学校へ到着すると当時は校長先生・教頭先生は出張されており、S藤事務長さんとM田先生が出迎えてくださいました。
西邑楽高校は昭和51年に開校した高校で普通科、スポーツ科、芸術科と私にとってはこの組み合わせは新鮮な感覚でした。
「明るく・強く・美しく」を校訓として種々の分野で活躍をしており、当日はカヌーの国体参加の垂れ幕が下がっていました。
今回の学校キャラバンは普通科3年生の地・歴選択生徒さん60名を対象に2クラスに分けて日本史授業の一環として取り組んだとのことです。
1クラス実質40分の中で世界遺産の講話と座繰り体験とかなり忙しい取り組みでした。
生徒さんの挨拶に続き私たち伝道師の自己紹介の後、座繰り担当のN田さんとY田さんは別教室に移り、講話が始まりました。。
T比地さんは地元の出身と言うことで今では見られないが、かつては桑畑多くあったことや大泉文化村には資料館として使用されている旧対比地住宅は養蚕農家建物の内部の様子全体を見ることの出来る貴重な建造物との説明がされ、見学を勧めました。
「富岡製糸場と絹産業遺産群」の講話はパワーポイントを使用しての講話ですが、富岡製糸場等へ行った人は1クラス3,4人程度で、物理的な距離が影響していると思えました。
T比地さんの時に背景まで入れての講話に生徒さん達は熱心に聞き入りこの世界遺産を始めとした蚕糸業の発展により安価で高品質な大量生産が可能になったことや明治以降の日本の近代化の礎になったことが理解されたようです。
講話が終わるとN田さん、Y田さんが準備してくれている階下の座繰り会場へ移り座繰り体験です、あらかじめ指名されていた5人の生徒と続いて7,8人の生徒が座繰り体験をしました。全員の体験は出来ませんでしたが繭から糸がほぐれていく様子を熱心に見ている生徒や繰き終わって蛹が見えるようになった「蛹しん」を手にとって、「これは食べられるの」と聞いたり、皆興味深く取り組んでいました。
小枠に巻き取った糸はクラス毎に切り取って渡されるとその白さと輝きに感動していました。
2クラス目の座繰り時間は少し延びて希望する生徒さんや先生にも体験して頂き終了しました。
座繰り体験をしたのは学校キャラバンに参加した生徒のみならず、講話の最中に座繰り教室に来た公民選択の生徒さんや先生達も多数参加できて、より幅広い学校キャラバンになったと思われます。
事務長さんとM田先生に見送られて西邑楽高校を後にしました。
Y.Y 記